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新たな挑戦と気付き

6月4日。今日は寝坊をして予定していたイベントに間に合わない時間に起きた。またか。自分に失望した。目覚ましをかけたものの消して2度寝。私にとってよくあることだ。最近時間の流れが早い。高校を卒業して早3ヶ月、大学生にはまだなり切れてないし、ただただ時間を無駄使いしていると感じている。このもどかしい気持ち。やりたいことをやる時間はたっぷりある。いつも、何かしようとしてもなかなかやる気が起きない。しかし、向上心はある方だと思う。やりたいこと、挑戦したい事は他の人よりあると感じる。そこで、思い立った。お昼からの時間を楽しく使おうと。私が住んでる京都。少し電車で観光地に赴けば観光客が沢山いる。近くの伏見稲荷に行って、外国人と国際交流しようと考えた。しかし、私は勇気がない意気地無し。英語を話す力はあっても、話しかける勇気がない。話しかけてしまえば、絶対楽しくなる。その確信はある。なぜなら、どんなイベントにいっても、人とあっても、話しかけてしまえば100パーセント以上、より楽しめる。ただし、私が勇気をだして話しかける場合のみだ。友達と観光地に行くと友達がいるからと、話しかけない。1人でいって話しかけざるを得ない状況を自分でつくるのだ。
伏見稲荷に向かう途中、話しかけた後何を話すのかを、いくつかリストアップした。どこの国から来たのか、どれぐらい日本に滞在するのか、日本にきて驚いたこと、時間が合えばまた会おう、などと。ワクワクとドキドキが混ざりあっていた。伏見稲荷について、外国人の多さに少し怖気付いた。本当にできるのか、どんな人に話しかけようか。そこで、同年代の外国人を探すことにした。いた。しかし、勇気は出なかった。とりあえず、山頂を目ざして、その途中で話しかけようと思った。はあ、私の勇気のなさ、成長の無さに毎回落胆する、山頂への道は普段あまり運動をしない私にとって凄く、しんどかった。休憩所でおっちゃんが外人と話していて、私にもできると意気込んだ。外国人は沢山いたし、話しかけられる状況だった。しかし、いろいろな言い訳を自分自身で探して、結局話しかけなかった。そのまま、山頂までのぼり、いい汗をかいた。目的は外国人との交流だったが、自分自身の中でいい運動をした、今日は頑張ったと区切りをつけて、帰路にたった。

近くの駅で、好きな道がある。そこに行くといつもは聞こえない音楽がきこえた。アイリッシュのギターとバイオリン、そしてタップダンス。1度は通り過ぎたものの、切り返して聞きに行った。よかった。音楽に触れられたからよかったとかんじた。彼らに良かったと伝えにいった。

ストリートミュージック

次の曲を弾くまで待っているからと伝え座った横に外国人のおじさんがいた。チャンスだと思い、カジュアルに話しかけた。伏見稲荷での緊張はまるで無かったのように話せた。彼は1980年代に日本に1人できて今年で50年目だそうだ。72歳のイギリス人。結婚もしていて4人の孫がいるそうだ。ゲルとよんでといわれたのでゲルとする。そこの道は彼の近所で道で話していると彼の知り合いが沢山声をかけてくる。彼の人柄の良さが故なんだと思った。20分ぐらいストリートミュージックの音楽を聴いた。彼らは演奏を終え帰った。音楽ができるのはやはりカッコイイし、いいなと思った。国際交流だけでなく音楽に触れることができたので、伏見稲荷に行かなくてもこんなに近くで沢山の経験が出来るのか、という新たな気付きがあった。ゲルは毎日曜日、近くの川にいって自分の赴くままギターを弾いているという。また、第3日曜日だけストリートミュージックがあるので聴きに来ているらしいが、今日は第1日曜日。今日はイレギュラーな演奏だったらしい。なんて、私はラッキーなんだと思った。たまたま通りかかった時に聞けた音楽。すごく良かった。ゲルと出会えたのもすごく嬉しかった。
その後ゲルが川近くて演奏してくれるというので、一緒に歩いた。

ゲルのギター

彼の音楽は全てオリジナルで歌詞はない。ただ、自分の感情を表現する為に弾いているらしい。彼と話していると72歳とは思えない楽しい会話が続いた。音楽の事、家族のこと、日本とイギリスの政治の事、いい時間だった。かれこれ3時間は話した。彼の音楽の歌詞を考えてといわれたが、音楽に当てはめて歌詞を考える難しさをしった。アーティストはすごいなと改めておもった。彼の孫が1つの歌に歌詞を付けたそうだ。
『 あなたとあたし、いつまで続く、明日まで続く、そんなわけないか』少し悲しい最後の歌詞を『 あたりまえだよな』に書き換え笑っていた。いい時間を過ごせた。ありがとう寝坊

ps 寝坊気おつけます

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