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手作り弁当を見直そう

最近ではキャラクターのお弁当が流行るなど毎日のお弁当作りに日々奮闘されている方も多いのではないでしょうか。作り置きなどの料理本も多くみられブームでもありますが、ここではお弁当として持っていく際の注意点を見ていきましょう。

何を入れる?

まず、お弁当を作るに当たって見た目の彩りを考えると思います。
和食の基本でもある五色(白、黒、黄、赤、緑)と茶の6色を意識してみると入れるものに迷ったとき決めやすくなり見栄えもよくなります。


弁当

白:ご飯、ちくわ、カリフラワー、白ごま、チーズ

  • 黒:ごま、のり

  • 黄:卵、かぼちゃ、さつまいも、パプリカ

  • 赤:梅干し、トマト、鮭、りんご、パプリカ、えび

  • 緑:青菜、ピーマン、アスパラガス、ブロッコリー、きゅうり

  • 茶:肉、コロッケ

色合いを意識したら次は冷めてもおいしく食べられる食材を意識するようにしてみましょう。会社などで温め直せる場合はいいですが、学校に持っていく場合など温められないこともよくあるかと思います。
冷めた料理がおいしく感じない理由は、脂が溶ける温度(融点)に関係があります。

牛肉や豚肉の融点は高く、人間の体温では口の中で溶けません。これによって固まった脂となりおいしく感じないのです。
鶏肉や魚の脂の融点は低いので冷めても比較的おいしく食べることができます。

牛肉や豚肉を使った肉巻きや生姜焼きなどは

  • 牛肉→モモ、バラ

  • 豚肉→モモ、ヒレ、肩ロース

などの脂身の少ない部分を使用すると良いでしょう。

ひき肉で作るそぼろは下茹でして余分な脂を落とすと脂が気にならなくなります。
鶏肉を使う際、パサつきが気になるムネ肉は塩麴や、保水力のある砂糖と酒を揉みこんでおくなどするとパサパサになりにくくなります。


たまには麺も!

焼きそば

冷めると硬くなる麺類ですが、お弁当に持っていくのにおすすめなのが焼きそばです。

  • 水分のある野菜をたっぷり使う。

  • 麺を炒めるときに酢を少々入れたり、紅ショウガを入れて酸味を加えると油っぽさを防げる。

ナポリタン

ナポリタンもおすすめです。

  • 野菜をたっぷり使う。

  • バターは使わない。(牛肉の融点が高いようにバターも溶ける温度が高いため冷めると麺が硬くなる原因になる)

  • 冷めたナポリタンは味が薄く感じやすいのでケチャップ多めで作る。

  • オリーブオイルやごま油を混ぜると固まりにくい。

  • フォークであらかじめ一口サイズに巻いておく。

お弁当作りの注意点

お弁当は作ってから食べるまでに時間があるので、食中毒には気を付けなければいけません。

  • 卵の半熟は避け、きちんと火を通す。

  • かまぼこなどの練り製品やハムなどの食肉加工品にも必ず火を通す。

  • レタスやキャベツなどの生野菜は水分が多く、水洗いでは雑菌を落としきれないのでなるべく入れない。

  • プチトマトはヘタに雑菌が多いので、取り除いて入れる。

  • 前日に作り冷蔵庫に入れておいたお弁当はもう一度電子レンジで温めて再加熱する。

  • 完全に冷めてから蓋をする。(前日作って冷蔵庫に入れる際も冷めてから)

  • 保冷バックに入れて持っていくなどして細菌が活動する10℃を超えないようにする。

  • おにぎりを握る時はラップなどを利用して、直接手で触れないようにする。

  • のり、ふりかけなどは、食べる直前にかける。

  • ゆかりや梅干、酢、生姜、大葉などの、防腐効果のあるものを混ぜると良い。

  • マヨネーズやタルタルソースは傷みやすい。

  • お弁当箱を洗うときはゴムパッキンまでよく洗う。

前日にお弁当を作っておき冷蔵庫に入れておくときの注意点!

  • 食材の中には低温保存した場合に品質が劣化するものがあります。
    これを低温障害と言い、熱帯地方のものに注意が必要です。
    例)バナナ、レモン、さつまいも、パインアップル

  • ご飯は一度冷蔵保存するとカチカチになってしまうので、ご飯だけは朝炊き立てのものを詰め、おかずと同様にしっかり冷まして持っていくのが良い。


おかず

これから暖かくなる季節、お弁当を作って出かけてみては如何でしょうか。

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