【アラサー上京物語。#53】アラサーから人生が進み出した。
実家にいた時はいつも(仮)の人生を送っていた気がします。
どこかで自分の人生を傍観していた。
いろんなものを諦めて、自分には届かないのだと落胆して。
これが、なぜか東京に出てきたら自分ごとの人生に変わってきているのを感じます。
理由が明確にはわかりません。
でも、毎日自分で人生を進めている実感が強く感じられるのです。
諦めなくても、掴もうと思えば自分次第で掴めると思えるのです。
私にもやれるぞ、と思えるのです。
例えばお気に入りのバックとかも、実家時代には持っていてもなんだか気合が入りすぎているような、浮いているような…
メイクが上手く行っても、あまり意味がないような…
だからもう少し安いのでいいか…
とやめていたものが持ってもおかしくなかったり。
Netflixのあれ見たー?
の会話が田舎だと何も通じないけど当たり前のようにみんな見ているし
会話もいちいち〇〇っていうのがあって〜という前置きをしなくてもスコーンと伝わったりとか。
地元の時は「なにそれ〜?」で終わっていました。
何かしたいな、と思っても近くにはないから結局後回しにしてできることをしたりとか…
あれですね、王様のブランチで紹介されているお店に今週末行こー
ができる感覚そのものですね。
へー、そうなんだ(なんか流行ってるんだなーこの辺にはないけど)
が、すごく近くなるこの感覚。
それがすごく性に合ってるのかもしれません。
気になる場所にすぐに行ける。
見たいものがすぐ見られる。
だからといってコストがすごくかかるわけではないんですよ。
例えば美容室、ネイル、エステなどは都内にたくさんあるのでそこまで値段が張らないのに技術が最高峰のものを享受できます。
地元の方が高い価格で技術も微妙というサービスが多かったです。
特に整体にはびっくりしました。
地元でこの価格でここまでの技術、知識を提供してくれたところはなかったです。
明らかに見違えて効果が出ました。
そして、施術者の方の知識量の違い。
驚きました。
地元がどのくらい地方かによるのかもしれませんが、
少なくとも私の地元ではサービスが少なすぎてある程度技術がなくても高く売れる現象は起きていました。
飲食店もそうです。
ふらっと入ったランチのレベルが違います。
それでも、価格は地元と同じです。
地元の価格が微妙に都会だから高めの設定になっている、でも質が伴っていない。というか、味が想定内。
想定を超えてくる食べ物がありませんでした。
でもこちらに来てから、地元のテンションで「きっとこういう味なんだろう〜」と期待せずに入ったお店が驚くくらい美味しかった!
というのが日常茶飯事です。
もちろん都内にも悪い店はありますし、地元にもいい店がありますが
いい店に遭遇する確率とレベルが違うと感じています。
地元にいた時は
「そこまで美味しくないものに値段ばかりかかるな〜大体どこも同じだな〜見た目だけよくしているけど味は普通だな〜だから家で食べたらいいな」
という印象でしたが、
こちらに来てからちょっとしたお店でご飯を食べるのが楽しくて仕方ないです。
美味しいです。明らかに。
外食の楽しさを理解するようになりました。
そして食のジャンルの選択肢がとにかく多い。
価格帯もピンからキリまで。
(地方の方がイオンだったりチェーン店が増えるので均一化されている気がします。)
なんですかね、このバグは。
美容室もそうです。地元で技術やセンスをいい人を探すのはとても大変でしたが、
(センスは合うけど会話が合わないとか、技術はいいけどニュアンスが伝わらないとか)
こちらではわりとすぐ希望のデザイン、接客が合致する方が見つかります。
全てがトントントントン進むんですよね。
仕事もそう、「最新のものは怪しい!使いこなせない!使いたくない!変えるのは面倒くさい!」
という人が一人もおらず、どんどん快適に仕事が進みます。
これまでの人生を振り返ると、
「なんだかしっくりこないこと」を我慢する生活に慣れていたというか、こんなものなんだろう、自分なんてやりたいことができなくて当たり前だ。
とずっと無気力に諦めてきていた気がします。
何も目指すところがなくて、とりあえずで毎日をやり過ごすだけの無気力な操り人形でした。
なぜ人生を諦めたのか、なぜ早く都内に来なかったのか、
そこを話すとすごく長くなりますが、やはり人格を全て否定する親の影響は大きかったですね。
囲い込まれていたんだと思います。
もっと早く東京に来ていたら?私の人生全く違ったかも?
(特にキャリア。今から積むのも年数が必要だし…)
そんなことを思って悩んでいた時期を苦しく思うなどしますが、
概ね全てがガチャンとハマるような感覚。
全部がスムーズに回るだけ。
こんなにトントンと調子よく生きられるようになると思いませんでした。
やはり、「何か違うな」の直感はすごく正しい。
でも親がこういうから、世間的にはこれが正しいから、
の思考が横切ってきても、それを上回って自分の直感が正しい。
違和感を見逃してはいけないんです。
そんな基本的なことを、改めて勉強している毎日です。
自分でオールを漕いで進める人生はとても楽しい。
ずっとやってみたかった自分でオールを漕ぐということ、
きちんと達成できていると胸を張って言えます。
きっとここからもっともっと、素敵な生き方を学んでいくのだろうな。
それができる自信がある。
今なら。
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