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長すぎる睡眠時間と怠惰-闘病記:鬱状態、体が重い5

初めましての方は初めまして、黒先と申します。
連日更新しているこのnote、そろそろ更新頻度を落とすタイミングかもしれません。
エッセイ的な内容を毎日書くのは意外と難しいもの。
今のところはまだネタがありますが、いつ無くなっても不思議ではない。


ということで、今日は、長すぎる睡眠と怠惰について書いていこうと思う。
当然、この題材は現状の問題である。

9月11日

長すぎる睡眠時間

あまりに酷い。
僕が活動を始めた時間、それは15:30である。
15:30起きというと、夜間の仕事をやっている人間が朝方寝て、
それで起床してこうなった、と思われるレベルである。
しかし、昨日就寝したのは、01:00頃。

確かにちょっと遅めではあるが、十分に"夜"である。
睡眠時間は、約14時間。
唖然とするレベル。

しかも、このレベルの睡眠過多は1日や2日の話ではない。
退院する前も、また、退院してからも、ずっと続いている。

では、この睡眠過多の原因について考えてみよう。
この現象には大きくわけて、2つの原因がある。

1つは、飲んでいる薬のせい。
ジプレキサは日中の眠気が凄まじくなることで有名である。
この薬を最大量で飲んでいるからには、それ相応の副作用が出る。

2つ目は、僕自身の怠惰のせいである。
というのも、この14時間睡眠には裏話があって、
実は、一度途中で目が覚めているのである。

今日は、11:30頃に一度目が覚めた。
そこで、食事を取ったあと、再び入眠。
で、結局、15:30まで眠った、という訳だ。

つまり、僕はここで、意志の力で、眠らずに起きて活動をするという選択が出来た事になる。
しかし、僕は、今回も眠気に負けて、再び入眠する選択をした。
これは一言でいって、怠惰が理由である。

なぜ怠惰と言えるのか、それは僕が考えていることを参照すればすぐ分かる。
僕がこの、起きて活動するか、寝るかを選ぶ時に、主に考えていたのは、
「勉強も読書もやりたくないなあ、寝よう」という事である。
つまり、起きて何かしらの活動をする気力がなくて、何もやりたくないから、寝たい。
なんとも酷い話である。

医学的な話

僕がこうして、怠惰な自分に対して罪悪感を湧かせている間に、
周りの大人達は何をしているのか、という話をしよう。

まず、実の子が14時間も寝ている、なかなかに異常な状態にいる両親である。

結論から言うと、
「寝れないよりは良い」
と思って、暫くは様子見を勧めてくる。

特に父親。
沢山寝れてるのは今鬱で体調が悪いからで、むしろそれだけ沢山寝ないと体調が悪化してしまう。
しっかり寝たいだけ寝て欲しい、
と、こんな具合である。

母親の方はそれよりは少しはマシで、
沢山寝すぎるのは辛いねえ、と言ってくれる。

では主治医はというと、これが結局、両親と同じ感じなのだ。
つまり、寝まくっているのは鬱だからです、ゆっくり休んで下さい。
うん。
十分休んでいる気がするのだが、いつ良くなるのだろう。

つまり、医学的には、現状の睡眠過多はほっとく、のが一番らしい。
これが、僕が学生であったり、社会人であったりすれば、また話が違ってくる。
寝すぎて日頃の活動に支障が出るから、出ない範囲の薬で上手くやるという選択を取るだろう。
しかし、僕は何もやらなくていいと思われているのだ。
だから、睡眠時間が異常でも、今の薬を飲み続けて、鬱状態を最大に緩和するのが一番らしい。

怠惰

こういう見解を聞くと、じゃあ怠惰でも何でもないじゃん、と思うと思うのだが、
そこまで人間は単純ではない。
実際に体が鬱状態で、疲れていて、その結果、あまりに長い時間寝てしまうのだとしても、
それでも、自分で寝る選択をしている事に変わりはないのだ。
だからこそ、自責的な気持ちが湧き上がってしまう。

特に、起きた後に勉強をしていないと、自責的な気持ちは強くなる。
実際には、先生からは、もう勉強は出来ないということにしましょう、と言われているのだ。
勉強しなきゃという強迫観念から脱して、穏やかに毎日過ごしましょう、という具合である。

でも実際、ここで勉強しなかったら、行ける大学に行けなくなる。
だからこそ、辛さが無くなるなんてことはない。

終わりに

とはいえ、こうして客観的にまとめることで、自分のある種非合理的な感情に対して、
上手い感じに向き合えるものだとも思う。

今は療養が第一なのだから、今年度の受験がどうこうなどと、言ってる場合ではないのだ。
今現在出来る選択で最良のものを選んでいけば、必ず精神疾患は良くなるし、
自分に自信が持て出来ることが増えていく。

希望的な観測と安心感、これは神様に与えて貰った最高のプレゼントである。
だから大丈夫だと思う。
大丈夫だと信じている。

以上、黒先でした。

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