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勉強について-闘病記:鬱状態、体が重い3

初めましての方は初めまして、黒先です。
この挨拶、連載企画には向いてないので、次からは変えようかなと思っております。
さて、今回は家族の話を書こうかとも思ったのですが、それはやめて、勉強について書こうと思います。
というのは、今日は珍しく勉強をやっているからです。
家族について書くのは、また勉強が休みの日にでもしておこうかなと思っております。 

9月9日

受験という枠組みでの勉強の苦痛

僕は、本来なら18の歳に大学に進学する筈だった。
いや、"筈だった"ほど意味のない言葉はないのだが、
兎にも角にも、去年大学受験をする予定だったのだ。
しかし、受験のプレッシャーを理由に、病状が悪化した事で、
とうとう医師から受験及び勉強を控えた方が良いというアドバイスを受けた。

実際、狙っていた一流大学と僕の間では、既にどうしようもない実力差が開いていたし、
僕は勉強に没頭する事が出来なかった。
そもそもこの時は、学問をする楽しさというものは皆無だった。
ただただ、なんの意味があるか分からない記号を大量に覚えて、
何時間もの時間を、闇雲に投下した人間が勝つゲーム。
これが僕にとっての受験勉強の認識だった。

意味のない事にどれだけ時間を費やせるか、
即ち、"努力力"を試し、社会にとって都合のいい勤勉な人間を選出する。
ここまで酷い貶し方をされると、さすがに頑張って高学歴を手に入れた人達にはムッとされてしまうかもしれない。
だが、僕の当時の認識は、正にこの通りであった。

学問の楽しさ

しかし、この受験勉強への認識は、かなり改善される。
それ即ち、受験の為のゲームとしての勉強は確かにつまらないが、
そこで扱われている学問はとても楽しいということだ。

実際、受験英語である程度の実力に達するということは、
英語の記事や論文を、結構自分の力で読めるようになる事であり、
また、読む力は話す力を養う為に必要な項目でもある。
単純な話、英語の勉強は楽しいのだ。

とはいえ、悲しい話もある。
入院前は、英語の勉強が好きでかなりやっていて、コツも掴んだのだが、
入院期間を経て、そのコツを忘れてしまい、それを取り戻すのに苦労しているという事だ。
(もっとも、苦労しているといえるほど、英語の勉強はしていないのだが)

そして、最近は世界史の勉強をメインにやっている。
世界史は本当に楽しい。
確かに、受験の世界史は、広く浅くなのだが、細かな分野への興味を湧かせてくれる。
世界史を勉強することで、更に勉強したいことが増えるというサイクルだ。

こうして考えると、高校の学習指導要領(?)的なモノも、ちゃんと考えられているんだなあと思う。

世界史は不器用でも出来るゲーム

最近熱心にやっている世界史の話をもう少ししようと思う。
世界史は、英語に比べても凄く単純なゲームだと思う。
兎にも角にも、覚えるだけ。
覚え方は千差万別で、それによって差は生まれるのだろうが、
どの方法をとっても、正直大差はないだろう。
だからこそ、楽しんだもの勝ちのゲームだということなのだが、
それは一旦置いておいて、もう少しこの性質について述べようと思う。

英語は、例えば、意味が分からない単語を想像力で補ったり、
事前に覚えておいた文法のうち、どれを引き出すかという技量が求められる。
これは、調子が良い時には楽しくプレイ出来るのだが、
鬱で頭がモヤモヤしてる時には全く出来なくなってしまう。
だからこそ、最近は英語があまり出来ていない。

それに対して、世界史は1対1で、特定のワードから引き出すワードを淡々と覚えていくだけだ。
これなら精神的に不安定でも、健康な時と大差ない結果が出せる。
世界史だけで受験できる大学がないのがなんとも悲しいところだ。

今後の方針 

さて、この記事で語っていないことは、あと
・読書について
・家族について
・ゲームについて
この辺だろうか。

大抵、こういう連載はすぐにネタが尽きる事を恐れて、小出しにするのだが、
僕の場合は、日々思いついたことを書き留めるだけで、
そこそこ十分な文量になると思っているので、書きたい時にどんどん書いていこうと思う。

ということで、今日はこの辺で。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
以上、黒先でした。

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