#コラボ
妖の唄ー凛、麒麟の家へ行くの巻ー
ちょいと飲みすぎたな。
源さんと嬉しくなって『闘魂』でやり過ぎてしまった。
面白い『妖』にも会えたし。
ーーん?やれやれ。
玄関に張った結界に触れたヤツが居るのだが、昨日の『凛』の気配だった。
玄関ドアを開ける。
「凛、何やってんだ?お前は」
『あ、あの……つい、匂いを追いかけて来てしまって』
「昨日飲んでた酒の匂いか」
『は、はい……』
「飯でも食ってけよ」
『ええっ!?』
「まぁ、入
妖の唄ー幸せを奪う神様ー
『なぁ、聞いてくれよー麒麟ちゃん』
麒麟、行きつけの屋台おでん『闘魂』でみすぼらしい爺さんが縋るように話を始める。
「はいはい、わかりましたよ……」
少々酒が回っていて軽い泣き上戸であるのか、爺さんは涙ぐみながら話す。
『色んなところを渡り歩いて決めたことがあってなーー』
このみすぼらしい爺さんの俗称は『貧乏神』
住み着いた所から金や幸せを奪い、不幸を置いていく。
人々から忌み嫌われた神様だ。
妖の唄ー宴の後にー【スズムラ氏コラボ】
「コン、飲み過ぎだ」
「何を言う?わらわには宵の口じゃよ?」
滔々と舞い降りてくる雪。
「まったく、幼女の姿で酒をがぶ飲みっていうそのギャップが……」
「萌えるじゃろ?」
静かな雪の夜に野暮な声。
「おー、楽しそうだねぇ……」
下賎の妖が絡んできた。
「去ね。わらわはこやつと呑んでおる」
「言うこと聞いた方がいいですよ??この方、こんな形してますけも古代の大妖ですからねぇ」
コンより妖力が放た