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妖の唄ー宴の後にー【スズムラ氏コラボ】
「コン、飲み過ぎだ」
「何を言う?わらわには宵の口じゃよ?」
滔々と舞い降りてくる雪。
「まったく、幼女の姿で酒をがぶ飲みっていうそのギャップが……」
「萌えるじゃろ?」
静かな雪の夜に野暮な声。
「おー、楽しそうだねぇ……」
下賎の妖が絡んできた。
「去ね。わらわはこやつと呑んでおる」
「言うこと聞いた方がいいですよ??この方、こんな形してますけも古代の大妖ですからねぇ」
コンより妖力が放たれ、姿を変えた。
![](https://assets.st-note.com/img/1702854557931-f9IYQOxoCe.jpg)
圧倒的妖力。
下賎な妖は近くに居ることも敵わない。
「ひー!!!!」
情けない声をあげて逃げ去っていく。
「麒麟と呑んでおるというに、邪魔くさい」
「はいはい、朝まで付き合いますよ」
麒麟は完全に二日酔いを覚悟した。
[完]
サポートなんてしていただいた日には 小躍り𝑫𝒂𝒏𝒄𝒊𝒏𝒈です。