念願の舞台観劇
2024.8.11。大人計画の舞台を観に行った。
「ふくすけ2024ー歌舞伎町黙示録ー」
会場は京都で自分の住む地域の県外であったので
初のプチ1人旅となった。
電車やバスの乗り継ぎに不安を抱えていたが、行ってみると意外にも道中が楽しかった。そして、無事会場に着く事ができた。
とても成長したように思う。
これで、1人で県外も怖くない、
どこでも行ける!笑
会場の中に入ると、1人でやっとここまでやって来たのか、、と
達成感に満ち溢れてたり
今からあの大人計画の舞台、
さらには阿部さんを観れるという事実にドキドキしたりと
開演までワクワク放心状態(?)になっていた。
開演前のシャレオツな音楽を聴きながら
まだ演者のいない舞台セットを眺めて
「エモい」ってなりながら開演を待ちました。
居心地が良すぎました(´`)
そして観劇。
これぞ演劇のエンターテイメントだった。
本当に魅せ方や演出が良い。
さすがわ大人計画!!
歌の部分の見応えすごかったな〜
劇中の音楽とかダンス。舞台を更に盛り上がる感じが、本当に格好良かった。
アトラクションに近いドキドキを体感した。
舞台を見て思ったけど
演劇ってやりたい事、ド派手にやりきっちゃって良いんだなと。
それが人の心を動かすぐらいの驚きみたいなのが生まれると思う。
(↑うまく説明できず、すいません笑)
脚本を書いた松尾スズキさん。
松尾さんも出ていらっしゃったが、とっても面白い芝居をされる。
世界観に一瞬で引きずりこむような、不思議な感じ。
すごく印象に残った。
私もこんな自由に表現ができる人間になりたい。
そして阿部サダヲさん。
なんとも軽やかで、愉快で、色気がある。
やっぱり阿部さんの芝居が好きだな〜!と心の底から思いました。
ヤンチャな役柄で乱雑な振る舞いが多かったのですが、
ファンとしては有り難かったです笑笑
阿部さんの思いっきりのある芝居は、躍動感があって虜になります。
芝居の迫力って大事だな。
舞台を縦横無尽に動き回るような無敵さと遊び心。
それを生で観れて感じれたことは、今の私の心に深く刻みこまれた。
あと舞台袖に去る姿もカッコよすぎた。
後ろ姿までも魅了するなんて。(;ω;)
たまに演劇特有の演出とかあって堪りませんでした。
「わーこれこれ!」っていう演出とか役者さんの表現があるんですよね。
ちょっとシュールな感じのやつ。
そういうツボに当たると「くぅーやられた~(天を仰ぐ)」ってなるんですよね。
めっちゃ好きが爆発します。心の中で。
もう自分がやりたくてしょうがないです!笑
薬剤被害によって障がいを持った少年、ふくすけを巡って色んな人が水面下で同時に何かを企み、動く。目まぐるしく進む物語。
今やタブーな言葉や、演出が堂々と現代を生きる大勢の観客に投げられる。
人間の暗い部分、裏のドロドロした部分を鮮やかに描きだす。
でも、ちゃんと笑い所もあるし
決して鬱だけではない所が、さすがです。
演者さんの中で難役だと思ったのが、
盲目の妻役のサカエ(黒木華)
身体障がいを持ったフクスケ(岸井ゆきの)
妻を探す吃音症のエスダヒデイチ(荒川良々)
障がいの方を演じるのは、タブーな感じだが
それを演劇でやってしまうのが凄い。
盲目でありつつ明るく生きるサカエ、
可愛いのか不気味なのか紙一重のフクスケ、
懸命に妻を探し続け、懸命に言葉を伝えようとするヒデイチ。
役者さんが素晴らしかった。その一言。
もし、こんな役がきたら演じられるだろうか、と考えてしまいました。
あえて人間の奥底を掘り起こし、
その部分にスポットを当て、目を背けることなく貫き通す。
それがなんだかエグいけど、
そこがひと味違うというか、
それを誰もが面白く観れて、深く伝わり心に届く作品に昇華させていた。
松尾さんの頭の中はどうなっているのだろうか。なんとも才に満ちあふれた人だ。
後半に向かっての展開が見逃せなかったです。
終わったあと、頭抱えちゃいました。
生で凄いもの見ちゃったなって。
衝撃ってコレのことかと。
最後は、色んな感情になって感極まってしまいました。゚(゚´ω`゚)゚。スタンディングオベーション
こんなにも人を感動させるものを創り出せるなんて
憧れます。もう嫉妬するぐらい!
私も早く向こう側に立ちたいって思いました。
今までふわふわしてた気持ちが
絶対になりたい!って決意に変わりました。
ここで約束しましょう。
素晴らしい作品をありがとうございました。
また観に行ける機会があれば。
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