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人生と猫生が交差する時何かが起こる

すごいキャッチコピーですね。
真梨幸子さんの「まりも日記」を読みました。
眼科に3~4カ月に一回通っていますが、待ち時間が長いので、図書館で本を借りました。
チェロを習う以前は、よく本を読みましたが、今は忘れたかのように読んでいません。
しかし、ボケーっとしている時間が長いと思われる、たとえば病院や新幹線の中とかは本を読みます。

相変わらず、各登場人物からの視点から語られるので、同時並行あるいは時間差で頭を整理しながら読むスタイルです。
人間は猫に振り回され人生を狂わされますが、猫たちは最終的にはハッピーでよかったです。
最近、ニューヨークに住む長女がブリティッシュショートヘアの男の子をお迎えしましたが、嫌われないようにと甘やかし放題でテレワークも増やし、さっそく振り回されています。

作家は猫好きな人多いですね。
古くは谷崎潤一郎、内田百閒、三島由紀夫、最近では中島らも、向田邦子、町田康、角田光代、海外ではヘミングウェイ、ヘッセ等、ざっと思いつくままでもすらすら出てきますが、真梨幸子さんは猫歴7年くらいですが、もう人生を翻弄されています。
猫好きな画家も枚挙にいとまがなく、レオナール・フジタ、竹内栖鳳、長谷川りんじろう(?)サルバドール・ダリやパブロ・ピカソ等も飼い猫をだっこしているポートレイトがあります。
猫は創作意欲を掻き立てるのでしょうか。
猫と作家やアートは相性がよいようです。
音楽家は・・ラヴェルとフジコ・ヘミング、最近コンサートに行った溝口肇さんのブログを見ると飼い猫マメちゃんのことが多くて、猫派なんだなぁと思いました。他にいらっしゃるでしょうか?
ちなみにチェロの先生は犬派みたいです。

以前イヤミスが好きでよく読んでいました。
桐野夏生はじめ、湊かなえ、真梨幸子など後味悪いものほど、一気に読みたくなります。
自分って人の不幸が好きなのかなとか性格歪んでるかもなど思いますが、この人たちの女性独特の感性の表現が好きですね~。
なかなか男性には難しいと思います。

チェロを習い始めたり、会社の方針で年になんかの資格を必ず取るなど勉強しなくてはならなくなったりして、だんだん読まなくなりました。
しかし、昔狂ったように本を読んでいた事は人生に幅を持たせてくれたと思います。
特に読みまくったのは中高生の頃と子供が小さい頃、あらゆるジャンルを読みましたが、哲学や宗教の分野はなかなかに手ごわかったです。
聖書は、10の災い、タラントンの教え、一粒の麦、読んだ当初は意味がわからなかったのですが、今はなんとか言いたいことがわかるようになりました。
ロシア文学は当時の歴史背景をわかっていないと難しかったり、登場人物の名前が時々変わってぐちゃぐちゃになったりして、これまた頭を整理して読まないといけなかったです。

時間ができたのだから、また読書も増やしたいところです。
しかし、左目が白内障と診断され、もっと進行したら手術しましょうということになり、右目緑内障、左目白内障と目には苦労させられています。
読めるうちに読んでおかないと。




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