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見返り

ご飯を作ってあげた、お店を予約してあげた、掃除をしてあげた、多めにお会計してあげた、、、
自分がやりたくて。自分がしたくて。
誰に言われたわけでもない。
誰かに指示されたわけでもない。

ただ、自分の気が乗って。
相手に「してあげた」ことが多々ある。

強制されたわけでもない。
自分の意思でやって「あげたい」と思う。

してあげた方はワクワク、ドキドキ、喜ぶかな?嬉しいかな?私のことを見直すかな?私のことをいい人って言うかな?

純粋さ半分、下心半分。

どちらが先かは分からない。

だけど、気づくことがある。

見返りを、求めている。


嘘だ。純粋な気持ちからだ。
損得じゃない。
見返りなんていらない。


本当にそうだろうか?
全く見返りを求めていない?

見返りというのは、何も目に見える表現や、モノだけではない。

例えば、大勢で誰かを祝ったとき。
思うような反応じゃなかったとき。

え?反応薄くない?うそ?


そんなような反応にならないだろうか。

人は誰しも、無意識に求めているのだ。
自分が望む反応を。

そして、こちらも気づくのだ。
求められている反応に。

だからお互い気づくのだ。
お互い求めていることに。



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