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占い雑感

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西洋占星術・タロットカードほか占いごと
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#ひとりごと

「占星術(命占)やタロット(卜占)は信じられないけれど手相(相占)は信じられる」というタイプは割といる。目に見える・自身との繋がりを実感できる部分に説得力があるのだろう。占いはシンクロニシティ、どの占いならば納得できるか。これは、クラインマンの「説明モデル理論」でもある。

【タロット・ソード】ブッダは「人が生まれたときには口の中に斧が生じている。人は悪口を語り、その斧によって自分自身を切る」と説いた。口から発されるものが悪口ばかりではないとしても「言葉・情報」から連想されるものを「斧≒刃物・スッパリと切るもの」とするのはソードに通じる。取り扱い注意

【土星】とかく悪者にされがちだけれど「基本的にはネイタル天体とのアスペクトの状態による」と解釈する派。特に対ライツ・火星等でソフトならば「結果を出せる」となる場合も多い。ハードでもリセプション如何では悪くないことも。「〇〇だから100%ダメ」ではないのは、人生も占いも同じ。

【タロット・最後の審判】五輪実況で「これまでやってきた全てを出し切るだけ」というフレーズを耳にする。「やってきたこと」は出し切れない時もあるけれど、そもそも「やってきていない」ならば出せない。「今・この瞬間」に出せるのは、積み重ねてきた努力や鍛錬。嘘がつけない、取り繕えないもの。

【天王星】他者と同じ方向に逃げなかったことで生き延びる・空気を読めると従うは別・多勢意見を意に介さない・そもそも「普通」ってナニ?…誰のチャートにも天王星はある。どこでマイノリティさを発揮するか

映画やドラマで「太陽と火星のアスペクト!」と感じるシーン。「今、やらねば!」という主人公の強い衝動が意志に結びつく。時として、誇りを捨てても挑まねばならない、いわゆるハードアスペクトの時もある。均衡を崩す覚悟も無く物事を変えるのは、やはり難しい(リメンバー・ミーを観ました)

火エレメント太陽・水星持ちに「知っていることに疑問は立てられない」と言われ、何を言っているのかサッパリわからなかったが、「だって、もう知っているから」と。未来しか見ていないところが火エレ。生命力

たまに「風の時代」に入ったことを、手放しに「良し!」とする意見を目にするけれど、結局は自分が順応しやすい時代なのかどうか、でしかない。だから、地の時代だから悪い・風の時代だから良いのではなく、風の時代になって良くなる人もいれば、よくならない人もいる…というだけのコト

【火エレメント】「意思・意欲と行動」は火エレメントの特性。「勢い任せ・好き勝手・大雑把」なイメージを持たれがちだけれど、そもそも「ドライ」なので内省は必須。腕の良い刀鍛冶のように、自分の芯をどこまで研ぎ上げることができるか。孤独と集中、そして緻密さ

ウィニコットを読んで「これは、西洋占星術の「月」について語っている! 絶対に「月」の解説書だ!」と感じる程度には西洋占星術バカ

【地エレメント】「地エレメント≒実践法」についての補足。地エレの特徴を一言で言うならば「抜苦与楽」。地エレの目的は、知り得た実相を実際の生活や人生に役立たせ、快適にすること。ヒトは、快感を経験して不快感がない時を「幸福」と感じる

【金星】西洋占星術では「キャッキャ、ウフフ♥なフワフワしている女・子どもの星」みたいにナメられがちがけど「推しのライブに行くまでは死ねない」みたいな底力の源になる。意外と命、握ってんのよ

実相法と実践法について:実相法は風エレメント、特に双子サイン、一方の実践法は地エレメント、特に乙女サインのイメージ。ルーラーを同じく水星とする2つのサインだけれど「トリプリシティーが異なる、エレメント(ホット・コールド、ドライ・モイスト)が異なる」とはこういうこと

「不幸になるコツ」は「主体性の欠如」とあった。過剰なコスパ信仰・不安や保身を理由に開拓しない・他者軸を良しとする…西洋占星術的に言うと、コレ即ち「太陽を蔑ろにすること」