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フィルムカメラは生きている


スマホやデジカメでの撮影が当たり前のようになって大分経ちますね。フィルムにお金をかけて、わざわざ撮影するのは写真好きの人種くらいとなってしまって久しいですが、僕のコンタックスRXは今日も元気です。

ということで、今日はフィルムカメラはまだまだ生きているというお話。


なぜフィルムカメラを使う?

以前の記事でレンズを大量に整理したというお話をさせていただきましたが、かつては20本以上あったレンズが、今は8本となってしまいました。それに呼応するかのように、ボディの断捨離もここ数日で結構捗りまして、所謂プロという肩書きで仕事をし始めた当時から使っていたキヤノンに関しては、レンズもボディも全て、使っていただける方にお譲りしました。
今のメイン機はもっぱらSONYなのですが、私はかねてからのα7初代のファンでして、無印、7R、7Sと一通り持っていましたが、今はRとSが手元にあるだけとなりました。特にSはお気に入りで、万が一に備え3台ほど抱え込んでおります。

さて、そんな感じでここ数年はどっぷりとデジタルに浸かっていた私ですが、カメラを始めた当初は当然フィルム世代。フィルムカメラはまだ数台手元に残してあります。
その内の一つが、コンタックスRXです。

RXは個人的に、コンタックスの終わりの始まりといえる時期に発売された機種だと思っています。それまでのRTSからのデザインを踏襲しつつ、重厚なデザインで玄人受けを狙った機種のように感じていました。(最終期のAriaはまた別路線でしたね)

そんなデザインに一目惚れして購入したのがきっかけでしたが、使用できるヤシコンプラナー達に魅せられて、今だに現役バリバリで稼働しています。仕事においてフィルムで撮ることは少ないですが、たまにフィルムのテイストを求められる時はRXが出動することもあります。

デジタルの進化が行き着くのは?

近年、キヤノンでいうとR6やR5、SONYでいうとα7Ⅲが出た頃を境に、写真機としてのカメラはほぼ成長を止めている、と感じます。
進化の方向を突き詰めていくと、ユーザーの利便性に終着しています。
瞳AFの精度、AIとの融合、手ぶれ補正など、動画機としての成長は凄まじいです。しかし、ほとんど写真撮影がメインの自分からすると、無用の長物という言葉がピッタリだったりします。

余談ですが、
世間様は「動画の時代だ!」と皆さん宣っていますが、いや貴方、動画広告見てクリックして商品をどれだけ買いました?と聞いてみたいです。

話が横道にそれましたが、写真機としてのカメラは現時点でほぼ、完成されています。カメラの機構そのものが変わる(ウェアラブル端末としての進化や、人間の瞳と細胞レベルで同化して使用できるなどの超進化)ことがない限り、現時点の性能で十分だと思うのです。

まとめ

旧時代の道具というのは、どうも忘れ去られる傾向があります。
例えば固定電話やクラシックカーなど、利便性も機能性も最新機には劣ります。しかし、そこには便利さやユーザビリティには変え難い魅力があるのも事実だと思います。フィルムカメラでしか撮れない画がある限り、僕の中でフィルムという選択は消えないでしょう。
それはきっと、写真を見る皆さんの中にもあるはずで。フィルムの懐かしさは、ふとしたきっかけで蘇ってくるもの、だと思うのです。

さぁ明日はフィルム3本分(しめて10,000円分・・・)は、写真を撮りたいものだ。この点だけはデジタル最強ですね。


インスタもやっています

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