詩 ブルーハワイを抱きしめて
ブルーハワイの色をした君の髪を見た時
頭から夏空を被ったのかと驚いた
風が揺らすたびその髪は自由に広がり
君は夏の空に溶けてゆくようだった
屈託のない笑顔も
夏空に浮かぶ太陽のようにいっそう映えた
風に舞うたびこすれあう髪の音は
いつか君と遊んだ海の波音に似てる気がした
ブルーハワイの髪を撫でると
いつか君と歩いた砂浜を思い出した
あぁ
いつかこの夏も
いつかの夏になってしまうのか
君と交わした口づけは
海にいるでもないのにしょっぱかった
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?