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瞑想的趣味とストレス解消

 ふと気づいた時には、台風明けの青空のような、淀んでいた空気が爽やかな風になるような心地を感じていた。一方で数日前まで、いわゆる五月病だったような気がしてならない。そんな少しずつ元気になってきた私のストレス解消法は、非常に瞑想的なのだ。
 今日はそれらの趣味を紹介して、どのくらいストレス解消に向かえているのかを言語化して再理解したいと思う。


ガーデニングの効用

 1つ目はガーデニングである。日本での激務時代ですら、生き物(植物)を育てることを諦めていなかった。今思うと不思議なのだが、やはりガーデニングは、没入感を得られる趣味の1つなのだと思う。没入感こそが、ストレス解消の道しるべだと思う。
 畑を持っていた時は、大小さまざまな野菜と花を育てた。じゃがいも、きゅうり、かぼちゃ、レタス、トマト、日常的に食卓に並ぶ料理の材料になるものをよく育てた。そしてなぜかよく育った。日本の温暖な気候と、風通しの良さも影響したのだと思う。
 そして、自分は比較的「向いている」というよくわからない自信もあった。
 植物を育てるのが得意な人を英語でグリーンサムというが、自分の親指が緑色で、何か植物に良い光線が出てるのだと想像するのも面白かった。
 
 自分の手で没入して作る、そして味わう。

 これらの過程が、忙しない日常の糧になっていたのは間違いない。

編み物の効用

 2つ目は編み物である。棒編みもかぎ針編みも両方チャレンジしてきた。今はとても便利で、YoutubeなどのSNSで、様々な編み方とその作品を見て、楽しみながら覚えることができる。

夏用に編み始めた作品


 しかし、私は編み図が読めないのだ。頭の中の自分が頼りである。これは持論だが、「編み物は数学である。」特に立ちあげて編むもの(例えば帽子、靴下など)に挑戦する時には、頭の中に立体的なイメージが出来上がっていく。数学で言うところのリアルベクトルワールドである。
 編み物に没入できるのは、このように自分の想像が創造につながっていくからだと思う。自分の脳と手と目のコンビネーションが楽しいのだとも思う。

書くことの効用

 3つ目は、書くことである。書くことで、自分の内面と向き合うことができる。今この瞬間も、一字一字をスマホで打ち込んでいくことで、集中することができる。
 「今、ここ」にいる自分を全身で感じているのだ。そして、自分と向き合うことで自分が何をしたいのか、何を表したいのか、伝えたいのかが明確になり、とてもスッキリとするのである。

読むことの効用

 最後は読むことである。読書は私にとって欠かせない日常の営みである。なぜ読書をするのかについてはこちらの記事をご覧いただきたい。

 やはり読書は永遠の友でもあり、時としてライバルなのである。読書によって磨かれた自分そのものを書き手に伝えたくなることもある。これからも息を吸って吐くように、読み続けると思う。そうやって新たな自分の扉を増やしていきたい。

 英語で言うところのメディテーション。語源を辿るとラテン語に行き着く。心の中で想うこと、熟考すること、計画を持つこと、意味はかなりの広がりを持つ。

 私の、瞑想的趣味活動は、この言葉通り枝葉を広げ夏の木々たちのように、ますます元気を増していくだろう。それがまた日々の目標につながり、継続したいという思いを高めてくれる。

 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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