宝石情報屋・ラピス

学生時代にインド宝石街の企業に海外インターンシップ以降、宝石に囚われ続けています。 副…

宝石情報屋・ラピス

学生時代にインド宝石街の企業に海外インターンシップ以降、宝石に囚われ続けています。 副業で宝石商をやってみたり、ジュエリーを製作したりして過ごしてきました。 現在は自身の宝石・鉱物標本コレクションを構築したり、石関係の書籍を収集したり、気ままに宝石ライフを楽しんでいます。

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  • クンツ博士の生涯が素敵すぎて映画化希望

    石界隈では知らない人はいない!?クンツ博士の生涯をまとめたマガジンになります。

  • 現在募集中の宝石情報

    情報提供を希望している案件のマガジンになります。

  • トルマリン

    トルマリンに関するお話が出ている記事の一覧をまとめたマガジンになります。

最近の記事

コレクター悲喜こもごも - Vol.1

ここでは宝石や鉱物といった枠にとらわれずコレクター(蒐集家・収集家)全般の悲哀や喜びの小話を載せております。 『 何か好きで集める 』という点からすれば、石好きと同類になりますので、何か学びがあるあるのではないかと思い話を集め・まとめてみることにしてみました。 人から聞いた話やご自身の経験談などあり、情報提供しても良いという奇特な方がいらっしゃいましたら、私のⅩ (前Twitter) までご連絡頂ければ幸いです。 刀剣屋さんで意気投合した人を自宅に招いたら・・2023年9

    • 気になった石ニュース・2023年

      ここでは2023年度に気になったの石関連のニュースやイベントを記載しています。 ネット記事は古くなれば、記事自体が削除されていくため、個人的に記録しておきたいと思ったものだけ魚拓しています。 MIKIMOTOパリ店にて新作ハイジュエリーコレクション「Praise to the Sea」発表2023年7月7日 元記事リンク ↓ コレクション詳細(株式会社ミキモト) ↓ 4万人が来場「鉱物展」に「石を集めた専門店」も登場 なぜ心引かれる?知られざる「鉱物」の魅力【島根・鳥

      • クンツ博士の生涯が素敵すぎて映画化希望 - Vol.2

        先の記事(Vol.1 - 少年・青年時代の情熱)に引き続き石界の巨人クンツ博士について、書いていきたいと思います。 時は、南北戦争(1861~1865年)が終わり、空前の好景気に沸くアメリカ。 19世紀後半(1800年代後半)のアメリカは第二次産業革命といわれ、イギリスを抜き世界No.1の超大国に駆け上がる熱狂の時代でした。 新たな産業や文化が花開き、各方面で新しいトレンドを生まれる中、アメリカのジュエリー業界も同様の躍進がありました。 その一翼を担ったのが、ティファニー

        • 妄想の石屋フリーペーパー

          大阪の難波から南海電車で揺られて1時間。 南海和歌山市駅に到着した。和歌山は人混みがなく、ゴチャゴチャしていないのが良い。のんびり出来る好きな街の一つだ。 今回はこの地で見かけたフリーペーパーの話をしたいと思う。 現在、和歌山市駅は、再開発が行われ駅直結の商業施設(キーノ和歌山)やツタヤも入っている市民図書館やホテルが併設しており、程々に賑わっている。 せっかく来たお土産にと、商業施設棟2Fにある和歌山の酒蔵「平和酒造」が運営する平和酒店さんで梅酒を買い求めた。その際、

        コレクター悲喜こもごも - Vol.1

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          現在募集中の宝石情報 - Vol.1

          ここでは現在募集中の宝石に関する情報を記載しております。 知っており、情報提供しても良いという奇特な方がいらっしゃいましたら、私のⅩ (前Twitter) までご連絡頂ければ幸いです。 池田勇人首相の1000万円のキャッツアイ 内容: 宝石のキャッツアイを調べているとよく見かけるストーリがあります。 それは、1960年代に池田勇人首相がスリランカ外遊時に1000万円のキャッツアイを家族土産として購入したというお話しです。 当時の新聞が元ネタらしいのですが、具体的な新聞社

          現在募集中の宝石情報 - Vol.1

          クンツ博士の生涯が素敵すぎて映画化希望 - Vol.1

          クンツ博士と聞いて、反応する方は石界隈の住人である事は確定です。 博士の名前は一種のリトマス試験紙のようなものではないでしょうか。 ・クンツ博士 = クンツァイト 宝石図鑑などの情報から、博士の名前に因んで名づけられた宝石、クンツァイト絡みで知っているという方は多いと思います。 ・ティファニー社の副社長だった また、もう少し詳しい方であれば、勤めていた会社までご存知の方もおられるでしょう。 しかしながら、クンツ博士の功績や今にも残る影響力から考えれば、そんな事は些細な事

          クンツ博士の生涯が素敵すぎて映画化希望 - Vol.1

          宮沢賢治を通してみる当時の石界隈が面白い

          宮沢賢治(1896 - 1933年・享年37歳)といえば、 ・日本を代表する詩人・童話作家だという事 ・石っこ賢さんと呼ばれるほど、石にどハマりしていたという事 ・作品の中で多数の鉱物が登場・鉱物を用いた色彩表現をしている事 などを石界隈の方であれば、知識として知っている人は多いと思います。 はじまりは、そんな日本史に残る有名作家が、鉱物をどのように表現していたのか知りたくなり調べてみる事にしました。 しかしながら、調べるうち、彼の作中における鉱物に関する表現よりも、私が

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          迷える石好きにおススメしたい、BRUTUS / 珍奇鉱物

          2022年6月におしゃれポップカルチャー雑誌のBRUTUS(ブルータス)が鉱物を特集した号を発刊した時、石界隈がざわつきました。 ”ポップカルチャー”は直訳すれば、いわゆる"大衆文化"という意味です。 これはもはや鉱物はニッチな日陰趣味なんかではなく、陽の光を浴びる大衆(マス)に認知されるべき趣味になった!と歓喜したミネラー(造語)も多いのではないでしょうか。 自身の取り組んでいる趣味が、有名な大衆紙に取り上げられるというのはやはり嬉しいものです。 あれから1年経った

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          宝石情報屋というお仕事(自己紹介)

          早いもので自身も40歳半ばと人生の折り返し地点になりました。 この人生の中盤に『宝石情報屋』という謎な仕事を始めてみることにしました。 ◆ 私と宝石の出会いはインド。 学生時代にインドのジャイプール(Jaipur)という街にある企業に海外インターンシップする機会がありました。 ジャイプールは当時世界の90%(未確認)の宝石加工を担っている言われていた、いわゆる宝石の街です。 インターン先の仕事も程々に(苦笑)、宝石の街を練り歩き、店のおっちゃん達に教えを請いては宝石の世

          宝石情報屋というお仕事(自己紹介)