『君の名は。』との共通点は。: カメラを止めるな!
『カメラを止めるな!』、
やられた!面白かった!しかしドヤ顔で感想を言うには遅すぎた!!
ただ今更なので感想ではなく、ごまこんの目線で『君の名は。』との共通点と相違点を探りたい。
見かけの共通点、そしてそれを支える共通点
『君の名は。』そしてカメラを止めるな!。見かけ上のふたつの映画の共通点として、「(世間的に)無名の状態から口コミを中心に爆発的なヒットを達成している」ことは想像できる。実際、六本木駅の巨大スクリーン会場を埋めているのだ。
では、その見かけ上の共通点はどのように生まれたのか。
ヒットを産んだイチバンの共通点、それは(ごまこんの勝手な推測では)、
どちらも笑いながら「やられた!!」って友達に言える映画である点
具体化すると
違和感。違和感を解こうとする推理、推理を上回る意外性。
そしてハッピーエンド。
ふたつの映画に共通するきっかけは違和感。
「なんか変だな」「おかしいぞ...?」
眺めていた映画に違和感を感じるとそれを解消しようと推理する。
「きっとこうだ」「これなら辻褄があう」「こうあってほしい」
眺めていた映画にのめり込む。
そしてそれを上回る(もしくはかわした)意外な展開に発展する。
「まじか!」
このギャップが大きいほど、「やられた!!」気分になる。
ただ、それだけではヒットしない。友達や家族に進められない。
だから笑いとハッピーエンドが必要となる。
実はこの点が同じく意外性を売りとする『イニシエーション・ラブ』と大きく違う。最後に幸せに包まれない映画は大ヒットしない。
一方相違点は何か、それは
リピーターと海外展開、そしてテレビCMが打てるかどうか
いかがでしょうか。
長々と書いてしまったが、要はどちらも
どちらも笑いながら「やられた!!」って友達に言いたいのだ笑
ということで、ごまこんはどちらの映画にも見事にやられてファンになってしまったのだ。映画っていいですね。