見出し画像

【LIFE】濃縮還元果汁100%giver juice

初めましてな人もそうでない人もここにきてくれてありがとう。

2020年年始に旅行したマレーシアで出会ったカーリーから電話がかかってきたからそのお話をしようと思う。

カーリーとの出会いの詳細は↓この記事を読んでね!

いつも唐突に電話がかかってくる

この日は21時すぎに久しぶりに電話がかかってきた。彼からはいつも忘れた頃に連絡がくる。不思議なもんです。

クアラルンプール(KL)のホテルのフロントで出会い、過ごした時間はたったの1.5日未満。出会った時から彼はどうしてこんなに優しいのだろう?と考えてしまう位、親切にしてくれる。帰国してからも定期的に連絡をくれ15分くらい話して「また元気でね。健康に気をつけて」と、そういうやりとりをする仲。

料理の好きなカーリーに、前から送ろうと考えていた日本米と緑茶を近々送りたいんだと話す。そうしたら、「そんなことしなくていいんだよ!気を使う必要はない!」と語気強めに断られる。

むしろカーリーから「じゃあ、僕がマレーシアの何か食べ物送るよ。何がいい?いくらでも送ってあげるから!何がいいんだい?」と口早に捲し立てられて、つい笑ってしまった。 

そう、カーリーは見返りを求めることもなく、惜しげもなくひたすらに与えてくれる。そう言う意味では、give and takeのバランスは全くと言うほど取れていない。そんな彼を密かに、彼を濃縮還元果汁100%giverと読んでいる。愛を込めてポンジュース。

貰うばかりでは人は居心地が悪くなる

カーリーには感謝しているけれども、多少の居心地の悪さを感じるのは否めない。全くいい子じゃなかったのに、クリスマスでなぜかサンタさんから特大のプレゼントを貰ってしまったような気分。

一瞬の感動が全てで、あとはもう何もいらない

私は知っている。彼は彼で、極端に親切にしてくれたり、電話をして私を心配してくれことで何かを満たしていること。それを知っているからこそ私は、いつも彼からの親切を気持ちよく受け取る優秀なTakerであろうとする。そしておそらく決して埋められないカーリーの大きな穴に、あったかいお水を少しだけ注ぐ気持ちで。

彼にどうしてこんなによくしてくれるかい?と聞いたことがある。そうしたら、久しぶりに日本人と会って日本語が喋れて嬉しかったんだ。フランクに話してくれて楽しかったんだ。と照れたように言っていた。それだけのことで?と拍子抜けをしたものだけど、最近私もカーリーの気持ちが少しわかるようになってきた。

何もカーリーだけじゃない。私にも孤独はあるし、誰かと話をしたい夜はある。とても短い時間だったとしても、大きな感動や充実感をくれる出会いもある。

貰ったものの大きさは時間じゃ図ることができない。救われた、楽しかった、幸せだと感じた、充実していた。その一瞬の感動だけが事実で、それだけで十分なんだ。それだけで好きと言えるし、相手にそれを伝えたい。

あなたのおかげで幸せな気持ちになれたんだ。そう言いたい。

これからもポンジュースカーリーとのチグハグであったかい関係は続く。そろそろ本当にお米と日本茶送ってあげよう。あ、それとポンジュースも。

最後まで読んでくれてありがとう。


20200511








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?