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フワフワ甘々な僕が挫折より学んだ考え方

こんにちは、こんばんは。
ごろーです。

「人生で一番大きな挫折経験、その時に学んだ教訓」今回はこのテーマついて書いていきたいと思います。

挫折というと「取り組んでた事が途中で失敗しダメになる事」との事ですが、よく考えたらあまりこれまでの人生でその様に感じた経験が無いなと思ったのが正直なところです。

そう思うのは何故だろう?と深掘って見た所、
僕は子供の頃から「こうしたいな」「ああなりたいな」と思った事はわりと叶ってきたように思います。
また、叶わなかったとしても「まあいいかそれで人生が変わる訳ではない」と思ったりしていました。

そんな感じで自分の感情の変化から湧き上がる心の声に目を背け続けていたので「挫折を挫折と認識していなかった」
というのが大きな原因かなと思います。

しかし、そんな僕にも「人生終わった」と思ってしまう程の明らかな挫折感情を味わった経験が1つだけあります。

この経験により僕は
「なんとかなる」は「なんとかならない」
という教訓を学びました。

この経験があったから僕は仕事やプライベート等の色々な活動において、
「穴はないか?」
「何か見落としはないか?」
「まだ他に何かやれる事はあるのではないか?」
と突き詰めて自問自答を繰り返すようになりました。

その出来事についてここから記述していきたいと思います。

大学受験の失敗

その挫折経験は何かと言うと、
大学受験に失敗し自分の志望大学に進学できなかった事です。

よく出身の母校を聞かれると最終学歴の大学院でお答えするので身近な人でも知らない方が多いのですが、実は僕は一度受験に失敗しています。

当時の僕は5年制一貫教育の高等専門学校(通称:高専)の4年生でした。
進路として就職か進学を決めそれに向けて動き出すタイミング時の事です。

以前の記事にも記載したのですが、
僕は仕事に関して「仕事のやりがい」よりも「お金を稼げる」事を重視に考えていました。
なので地方高専に求人がきてる地元企業ではなく、
広く色んな人に名前が知られてる大手企業に就職したいと思ったので、
学歴のブランドが欲しくてどこか別の名前が知られている有名大学に3年次編入する進路を考えました。

とはいえ、
そんな事を思ってはいるけど普段の勉強をそこまでしっかり取り組んでいた訳でもないので特に学力が周りと比較して突出してるわけでもない。

なので僕は、
「そこそこ名の知れた学歴ブランドがあり、かつそんなに今から勉強を頑張らなくても入学できる大学」
を探し始めました。
(今考えると、完全に世の中をなめた考え方だったなと反省するばかりです)

そこから色々と情報収集を始めた所、
とある理系国立大学の中に1校その条件にあてはまりそうな大学を見つけました。

そこの大学は
①在籍してた陸上部の先輩が何人も進学している実績がある
②大学のホームページを見たり、先輩の話を聞いた感じだと企業からの評価も高そう

といった二つの理由から条件にあてはまると考えました。

普段から仲良くさせてもらっていた先輩が何人も進学してるので筆記試験や面接での過去問を手に入れたり、入学してからの生活環境等の情報も集める手段が揃っているし手間もかからないと考えました。

それに加え、その大学からの就職の進路情報なども手に入れる事が出来たので、これは大手企業への道が見えてきたなと思ったわけです。

しかし、ここから僕は大きなミスを犯しました。

たくさん情報を収集し、やるべき事がある程度見えてきた所で、
「これだけやっておけば大丈夫だろう」
と思ってしまったのです。

どういう事かと言うと、
この時の受験勉強で僕がやった事と言えば、
仕入れた過去問の答えを覚える事と、
面接対策でもらった想定質問の模範解答を考えるだけ。

過去問は毎年同じような問題ばっかりだったので、今年もそれ以外の問題はでないだろうと楽観視していました。

僕はそんなフワフワ甘々なメンタルでろくに準備もせず試験に臨みました。

そして僕は試験で見た事もない問題が出題され、全く記述する事も出来ず、その後の面接試験では出された問題を聞いても内容が全く理解出来ず目の前が真っ暗になり訳がわからなくなり、あたふたし過ぎで面接官に心配されてしまう始末。

当然のように入試の結果は「不合格」

しかも
そんな「なんとかなるだろう」精神のフワフワ甘々根性な僕はその大学を落ちてしまった時の滑り止めさえも考えていなかった為、全く来年からの進路が見えなくなりました。

進学と就職では就職の方が受ける時期が早い為、
この時期になっては進学から就職に進路を変更するのも難しい。
とはいえ、他の大学の入試出願も終わってる。他に手が浮かばない。

僕は「人生詰んだ」と本気で思いました。

自分の行き先が真っ暗で何も見えてない状態がこれほど恐怖なのだと知りました。

その後、運が良く教授にその時の自分の状況を説明した所、
高専の5年間に加え2年間在籍する事で大学卒の資格を取得する専攻科という進路に無理やりねじ込んでもらう事により、なんとか進路を決める事ができました。

改めて、この経験より僕は
「なんとかなる」は「なんとかならない」
という事を学びました。

欲しい結果を得る為にはそれ相応の対価が必要となる。

自分は誰かと比べた時に秀でた才能を持ってるわけではないので、
試験の様な競争に勝つ為には努力をしなければならないんだと知りました。

だからこの出来事の2年後に受けた大学院入試は周りの人に「目がやばかった」と言われてしまうぐらいに徹底して目標を達成する為の勉強に取り組む事ができました。

結果として希望していた大学院に進む事もでき、その後大手企業にも内定を頂く事ができました。

この時学んだ考え方は社会人になってからも強く生きており、
開発という仕事に関わってる身として良い製品を作る為の探求し続ける姿勢につながっていると感じています。

一度出来上がったと思った製品や機能に対して、
「もっと良くなるんじゃないだろうか?」
「何か見落としがあるんじゃないか?」
と時間が許す限りギリギリまで突き詰めるようにしています。

その姿勢がカスタマーや他部署から好評頂いてる完成度の高い製品開発に繋がっているのだと感じています。

最後に


僕の師匠の教えに
「準備、集中、徹底」という言葉があります。
求めた結果を得る為にはどこまでいってもそこに至る為の準備にどれだけの時間とエネルギーを注いだかが重要となる。

この大学受験の時に学んだ精神を生かして、
これから先も自分の得たい結果を得る為にしっかりと日々の準備を怠らず、磨き続ける自分であり続けたいと思います。

今回も読んで頂きありがとうございました。

ごろー

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