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デザイン力を上げる「No.1アイコン」のかんたんな作り方! | 5+1のテクニック

「実績No.1」「加入率No.1」「レビューランキングNo.1」という風に、実績を証明するために、広告には何かしらNo.1という表記がよく使われます。

「No.1」のデザインは地味に難しいです。高級感を出そうとゴールドや黄土色を強く使うと浮いてしまうし、独自なデザインにしようとするにも、どうデザイン調整していいかと迷いますし。。

自分たちのサービス・ブランドに合うデザインのバランスにするのは、とても悩むかと思います。

そこで各社さまざまなNo.1のデザインを参考にbefore / afterで比較画像を作ってみたので、No.1デザインを作る際の資料として参考にしていただけたらと思います。

■ テクニック1

円の形を変えて、小さな星を入れてみる

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丸で囲うだけではシンプルになってしまうので、あしらいを2点(内側の円と外側の円)を変えるだけで雰囲気が変わって素敵な印象になりますね。

[変更点]
・円に沿って、小さな星を5つ上に並べる
・円を滑らかな多角形に

■ テクニック2

吹き出しを入れて、「 . 」をキラキラに変える

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No.1の「 . 」点の箇所はあしらいをいろいろ変更ができる箇所です。星にしたり、ロゴの一部に変更してみて広告の世界観を作ってみましょう。

[変更点]
・「 . 」点を星(キラキラ)に変更
・キラキラを散りばめる
・「O」の上に吹き出しを追加して盛り上げる


■ テクニック3

「1」を飛び出させて、「No.1」のフォントを筆記体に変える

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丸の枠におさめることがデザインをすることが多いと思いますが、思い切ってはみ出させてみるのもテクニックの1つです。はみ出す場合は、斜めになる筆記体のフォントにすると使いやすいですね。

[変更点]
・「1」を飛び出す
・「No.1」の英語のフォント変更


■ テクニック4

「O」の上に素材(王冠とキラキラ)を載せて変える

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「ふつ〜う」のデザインもきれいにまとまっていますが、もう1つデザイン加えるなら、低くなっている「O」の上に素材を入れてみるのはオススメです。

[テクニック]
・王冠「O」に沿って上に載せる
・キラキラをつける

■ テクニック5

「O」の中にモデル(石原さとみさん)を追加

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元々「O」を金麦のロゴに変えてGOODなデザインでしたが、モデルの石原さとみさんを中に入れて、飛び出しているデザインにしています。No.1の「O」をこれくらい大胆にアレンジしても「No.1」と伝わるので、「O」は積極的にアレンジしてみてもいいですね!

[テクニック]
・「O」にロゴを入れる
・「O」を麦(素材)に変える
・「O」に広告モデルを入れる

■ テクニック5+1

「No.1」の文字にビールの素材を追加

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ぱっと見の印象で気づきづらいかもしれませんが、よく見ると右側「No.1」の文字色が単色の黄色ではなく、ビールの黄金色と泡となっています。これはビールの広告画像なので、広告の要素であるビールの要素を追加していますね。自分たちが使うサービスや商品の要素を、文字色として追加しても面白いと思います。

[テクニック]
・「No.1」の文字色をビールして、広告の要素を表現

■ さいごに

デザインのワンポイント加えるのって難しいですよね。デザイナーの方も非デザイナーの方も「No.1」のデザインを使う際の参考にしてみてください!

追記:2022年5月9日
No.1は訴求として有効な反面、法的な問題点も指摘されています。
景表法違反とならないよう、出典を確認するなど、使う際は注意して使いましょう。

「〇〇No.1」を名乗る広告手法をよく目にします。具体的な調査結果などに基づかないでNo.1だと名乗ると、自社の商品・サービスを実際よりも優良だと示していることになり、それを信用した消費者を騙すことになります。そこで、そのような広告は消費者の自主的・合理的な選択を阻害するものとして不当景品類及び不当表示防止法(景表法)で禁止されています。

ところが、景表法違反になるのを避けつつ表示を使うため、No.1という結果が出るような調査を請け負う調査業者が出てきています。外部の業者が行った調査で、No.1という結果が出ていれば景表法違反にはならないだろうというわけです。もちろん、適正な調査の結果であれば問題はありませんが、中にはNo.1という結果を出すために調査対象者や質問票を恣意的に設定するケースもあるようです。

No.1調査の法的な問題点~青山ではたらく弁護士に聞く「法律」のこと~



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