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本を大切にすることが一番正しいとは思えない

我が家の本の置き場所と量について

我が家は、大人二人と子供二人の四人家族ですが、それぞれ本の置き場所はバラバラになっています。
子供は2歳差で男女の違いもあり、気付いたら読む本のレベルやジャンルも変わってきたため、置き場所も分けることにしました。

ちなみに、大人の本については、私の分は私の部屋に置いてありますが、最近はもっぱらKindleのお世話になっており、棚一つに収まるくらいです。

そんなわけで、我が家の書籍量は長男(小2)が最も多くなっており、日々増殖中です。

本を買うことに対する考え方

私は、本については「欲しい」と言われたら買ってあげるようにしています。

長男(小2)は、小学校1年生の時に「サバイバルシリーズ」という本(マンガ)を知り、それからずっとハマっています。
全巻制覇したいそうです。

何冊でも!とは言いませんが、月に3〜4冊程度与えてきました。

最初のうちは、学習漫画ではありますが、“漫画をそんなに与えてもいいのだろうか?”と少し考えました。しかし、自分の幼少期を振り返ると、学研の「ひみつシリーズ」にハマっていたことを思い出しました。
家に数十冊あり、気に入ってよく読んでいました。今でも「イヌのひみつ」とか「地球のひみつ」「からだのひみつ」「星座のひみつ」が好きだったなぁ…と思い出します。

今思うと、漫画ではありましたが、自分から楽しく知識を習得することができてとても良い本だったと思います。

本の扱いに対する考え方の違い

「サバイバルシリーズ」については、両親共に同じ考えで、特に揉めることもなく「読みたい」と言われたら買ってあげる方針となりました。

しかし、一点私と主人で、考え方が違うところがあります。
それは、本に対する扱い方についてです。主人は「本は大切にすること」を重視しています。一方私は、そこまで重視していません。

確かに、図書館や学校で借りた本は大切に扱わないといけないと思います。
それに、わざとページを破ったり本を放り投げたりして傷つけるのも悪いことだと思います。

しかし、私は「きれいな状態を保つこと」より「熱中して読むこと」の方が大事だと思います。


モヤッと感じたこと

先日、長男が床に座り込んでサバイバルシリーズを読んでいました。その時、膝で本のページをグッと押さようとしたら、それを見ていた主人が「そんな風に強く押したら跡がついて傷んじゃうよ」と注意していました。

長男は“本を読んでいたい、でも近くのテーブルの上の物を取るために一度手を本から離さなければならない”という状況でした。
そのため、膝で押さえて手を離せるようにして、本を読みながら物を取ろうとしたわけです。
そんな横着しないで、一度本を閉じれば良いのですが、とにかく読み続けたいという気持ちが強かったのでしょう。

正直、自分としては“自分の本なんだし、強く押す位いいのでは?”と思いました。
本当に気に入った本は、折らないように、汚さないようにと気を使って大事にきれいに取っておくよりも、ぼろぼろになるまで何度も読んだ方が愛着もわくと思います。

数年後、成長して過去を思い出した時、折り目のない綺麗な本よりも、手垢で汚れている本の方が“本当に好きだった本”として思い出に残るのではないでしょうか。


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