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ハイブリッドワークの未来像「子育てと仕事の両立」の新しい可能性|イベントレポート

8月9日に『子育てと仕事の両立』をテーマとしたオンラインイベントを開催しました。
イベントでは世界コワーキングデイにちなんで、柔軟な働き方や子育て世代の働き方について、トークセッション形式で様々なアイデアの共有をさせていただきました。
本記事では、当日の内容の一部を紹介いたします。子育て世代の皆さま、これから子育て世代となる皆さまに、新しい発見や何か参考になるものがあれば幸いです。


ハイブリッドワークの未来像
「子育てと仕事の両立」の新しい可能性

本イベントは、西東京エリアにある7つのコワーキングスペース共催で行われた、世界コワーキングデイ企画のなかのオンラインイベントとして開催されました。

<登壇者・コワーキングスペース>
・しものだん様(ご近所書斎@仙川書斎
・ふじしげ様(こひつじ親子コワーキングスペース
・はしもと様(静かなじかん
・うえむら様(DIY STORE 三鷹
・たけうち様(Space KURURU by Breath / コワーキングスペースBreath
・とかみ様(Tatami Works

当日は「子育てと仕事の両立」をテーマとした事前アンケートの結果を踏まえながら、以下の流れで進行しました。

  • 施設紹介と子育て世代の活用事例

  • 子育と仕事の両立について課題と提案

  • 質疑応答

今回は、質疑応答でいただいた質問やお悩みとそれに対する登壇者の回答・アドバイスから3つ紹介します。
子育ても働き方も正解は1つではないと思います。一意見として参考になれば幸いです。

では、早速1つ目の質問です!

【質問1】都道府県ごとに、子育て中の方ウェルカムなコワーキングスペースの情報などがまとまっているサイトはありますか?

回答:たけうち様 (Space KURURU by Breath 、コワーキングスペースBreath)

調べたところ、都道府県ごとにまとめられたサイトなどは見当たりませんでした。
東京都在住の方でしたら、子育て世帯や妊娠中の方がいる世帯に交付される「子育て応援とうきょうパスポート(*1)」は1つヒントになると思います。これは、飲食店や百貨店等、様々なジャンルの協賛店等で、粉ミルクのお湯やおむつ替えスペースの提供、商品の割引等のサービス受けられるものです。まずはお近くに「子育て応援とうきょうパスポート」の提携先になっている施設があるか調べてみるのはいかがでしょうか?
また、「ママパパマップ」というアプリもおすすめです。こちらは、授乳スペースやおむつ替えスペースを探すアプリです。こちらのアプリにコワーキングスペースが登録されているケースもあります。未登録の施設もまだまだあるとは思いますが、こちらもぜひ参考にしていただければと思います。

(*1)子育て応援とうきょうパスポート


【質問2】子育てが始まったばかり。アドバイスをください!

回答:しものだん様(ご近所書斎@仙川書斎)

「子育てと仕事の両立」のヒントは大きく3つあると思っています。

①フレキシブルな働き方を会社に提案していく
柔軟な働き方が叶う環境は両立の大きな助けになると思います。リモートワークやフレックスタイム制などを導入している会社に行くことがオススメです。転職などが難しい場合は、柔軟な働き方をどんどん会社に提案していくべきだと思います。会社も人材確保しなければなりません。時代の流れでもあるため、社内で在宅勤務の声が大きくなれば対応してくれる可能性はあるのではないでしょうか。そのためにも目の前の仕事をしっかり頑張って、パーフォーマンスが出せる働き方というのを提案し続けることが大事だと思います。

②上司や周りへの事前相談
仕事にかかわらず、予期せぬ出来事や突然の対応というのはストレスがかかるものです。「子供の保育園で風邪が流行っている」「奥さんが繁忙期で忙しくしている」など、事前に上司・同僚と家庭の話を共有しておくことで、いざという時に事情を理解してもらいやすくなると思います。

③積極的な育児参加
出産や授乳など、夫婦間でも女性にしかできないことがあります。そのため旦那の立場としては、少しでも多く家事・育児をすることが大事だと思っています。極端ですが、私は「起きている時間に関しては妻よりも楽をしてはいけない」と意識し、自分が楽をしたいのであれば、妻に自分以上に楽をしてもらうことを考えるようにしています。よくあると思いますが、育児・家事の「手伝ったよ」という発言は要注意です。また、頑張りすぎて自分がつらくなってしまうと、パートナー、子ども、仕事など周りにも影響を与えてしまうため、自分のケアの方法を知っておくことや趣味の時間をつくることも大切だと思います。


【質問3】社内メンバーが子育てをしている人ばかりではないため、理解が得られにくい。

回答:うえむら様(DIY STORE 三鷹)

先ほど上司や同僚と事前に家族の話を共有するという話も出ましたが、これは子育て以外の「長期休暇を取りづらい」「介護をしていてイレギュラーがあった」などで悩む方にも当てはまると思います。社内のメンバーが互いに状況を理解し、働きやすい環境づくりのアイデアが2つあります。

1つ目のアイデアは「価値観を共有する」です。
何をするのが好きで、最近どんなところに行ったのか、それらを共有することで、その人が大切にしていることやどんな人生を歩んでいるのかがリアルに見えてくると思います。例えば 長期休暇についても「ずっとマチュピチュに行くのが夢だ!」と言っている人に対して、周りの人が「行っちゃダメ」と止めることはそう多くないと思います。価値観の共有があってお互いを理解し合えれば、子育てについても理解が進むのではないでしょうか?

もう1つは「仕事の体制の在り方」です。
日頃から仕事の情報共有を行うことで、誰かが欠けたとしても他の人がカバーできる体制を作っておく必要があると思います。これは会社が積極的に体制づくりを進めるのが理想ですが、そういう会社ばかりではないと思います。その場合は、現場の人間が積極的に情報を共有してカバーし合えると「言い出しづらい」「理解が得られにくい」状況が減るのではと思います。こういった体制づくりを目指してみてほしいと思います。


いかがでしょうか?
何か1つでもヒントになるものがあれば幸いです。

イベント内で紹介した事前アンケートの結果は、以下のnoteにもまとめています。よろしければこちらもご覧ください。


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