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お子ちゃまクラスのオンライン授業②

7月29日のnoteでお子ちゃまクラスのオンライン授業の様子をアップしましたが、その後も夏休み期間をちょろっと挟み、相も変わらずオンライン授業が続いています@第3波が収束に向かいつつある香港の幼児教室。

第1波~第2波にかけて香港全体で休校措置がとられる中、教室もお休みを余儀なくされていた時期がありました。教室を通して保護者に「オンライン授業にするのはどうですか?」と聞いたときは、「対面がいい」とのお答えだったので断念したのですが、とりあえず現時点ではオンライン授業に対して否定的なコメントは出ていないようでホッと一安心。

第1回目のレッスンの反省を活かせるところは活かし、活かせないところは心の中でごめんなさいをしながら今日も続くよ、もっちーのオンラインレッスン!

前回は環境確認の意味もあって、これはできるかな?ここまで大丈夫かな?と手探りで進めていきましたが、意外にいろいろやっても大丈夫なことが判明したので2回目も明るく!元気に!ゴキゲンで!がんばってみました。
2回目のレッスン(1時間)の内容は以下、ご覧の通りです。

1.宝探し:先生が出した「お題」にあてはまる物を制限時間内に家の中から探してきてカメラに映すゲーム
・先生が「赤いもの」と指示→10秒以内に赤い物を探し出す→様子を見つつ10秒後に「せーの」で探してきた物を一斉にカメラの前にドン!→いちばん〇〇な(可愛い・素敵・面白い・大きい・長い等々)物を探し出してきた人の勝利→子どもの人数回やる
2.10分間プリント「休みのエピソード」:プリント記入
3.歌:「海は広いな」:紹介→歌う。
・歌詞を画面共有、「大」「月」「日」だけ漢字に、その他はひらがなにしておく
4.漢字:「大」「小」(既習)
・歌詞の中に出ていた漢字が読めるか確認(読めたらメッチャほめる。どう考えても絶対読めるんだけど)→「大」「小」の読み方がいくつあるか挙げてもらう→画数を確認する→漢字を分解して覚えやすくする(「大」は「漢字の一」「人ヒト」、「小」は「数字の1」「ハ」)
5.俳句:五七五感覚を身に着ける
・Jamboardを利用してバラバラになった歌詞を正しい並びにする→完成した「海は~」の歌詞を読んでもらい、一行に何文字(拍)あるか数えてもらう→「大」を使った5文字/7文字の短文を組み合わせて俳句を作ってみる

1.の宝探しは、8月12日のnote「オンライン授業ネタ:アイスブレイク③カメラオンしてほしい場合」で紹介したアイスブレイクのお子ちゃま版です。
最後に「いちばん〇〇な物」を決定するときには、全員が一回は勝利できるよう、勝利の条件を調整すること、そして毎回教師がぼろ負けするのを(涙を呑んで)心掛けることをお忘れなく!

漢字をバラバラに分解して覚える技は、Twitterで知り合ったスイスのあずささん(@m_s_azusa)が誘ってくださったセミナーで、マルチリンガル漢字指導法研究会の堀池香織さんが教えてくださったものです!「空」なら「ウハエ」、「右」なら「ナロ」みたいになぞなぞ感覚で覚えられるので楽しいかも!

Jamboardの並べ替えの結果はこんな感じです。子ども二人のクラスなので、色分けして青を動かす子と黄色を動かす子に分けました。そうしないと一人がどんどん動かしちゃうからね。「大」「月」は2拍なので、音節を数えてもらった後で2文字分のスペースになるように私が並べ替えました。

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5.の俳句は普段は文章を作ることになると「知らない」「わからない」と言って逃げる傾向にある子も、大笑いしながら楽しんでくれました。最初の「大きいな」だけ共通にしてできた作品がコレ。
 Rちゃん「大きいな パパのおなかは たぬきのおなか」
 Mちゃん「大きいな 〇〇(自分の名前)のベッドは せがたかい」

サイコーにステキでしょ?


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