設計開始 (ゲームみたいなニュースサービスを作ってみる 2)
前回のふりかえり
どうも、gokeです。
前回はアイデアの検証までやってみて、
なんとなく作ってみる価値がありそうだなという結論が出ました。
コラム:アイデアは具体化して初めて価値が出る
ところでアイデアをこんなおおっぴらに言っちゃっていいの?
と思う方がいるかもしれませんが、ひとのアイデアは手料理と同じでも書きましたがアイデアは具体化してはじめて価値が出るのでアイデアを共有することは特に問題ないです。
サービス化していく過程を見せていいの?という質問に関しては、
「見せたらやばい部分は見せないから大丈夫」
という回答になります。
例えばDBのテーブル名やパスワードなんかを共有してしまうと破綻してしまう可能性があるのですが、作成の工程は「面白ければ見てください」という程度の気持ちで公開しようと思います。
では今回は設計を始めます。
【やることリスト】
0. 目的と目標を確認
1. アイデアを思いつく
2. そのアイデアを検証する
3. 設計する ◀︎今ここ
i. サービスの概要と基本的なUX
ii. サービス名とドメイン
iii. 実装のハードルと踏み台
iv. サービスのフル機能とミニマム機能
4. ミニマムで作る
5. 実験する
6. ちゃんと作る
設計
設計は作るものによって必要な項目が違いますが、今回決めときたいなと思うのは下記の項目です。基本的にはなんちゃってプログラマーのスキームを利用するのでサーバー周りの設計はしません。DBの設計は作りながらやろうかなと思います。
i. サービスの概要と基本的なUX
ii. サービス名とドメイン
iii. 実装のハードルと踏み台
iv. サービスのフル機能とミニマム機能
設計 i: サービスの概要と基本的なUX
「RPGをプレイする感覚でニュースが読めるサービス」
というのがはじめのアイデアでした。
UXというのはUser Experienceのことで要はユーザーがサービスでどんな体験をするかです。
なんとなく頭の中ではこんな感じというイメージがあるのですが、整理のために絵を描いてみましょう。
なんかこんなようなイメージです。
コラム:頭のイメージを描いてみる
個人で開発する時には滅多にやらないのですが、
こんな風にサービスのイメージを絵にすると想定していなかった点に気づけたりします。
例えばこのサービスの場合は絵を作る時点で
「スマホ向けだっけ?PC向けだっけ?両方だっけ?」
という大事な分岐に出会うことができました。
PCは学校や会社、スマホはプライベートと考えると
ゲームっぽい見た目はやはりプライベートで利用するスマホに特化してていいでしょう。そうすると画面は縦長が基本になります。
普通のRPGはフィールドを歩いていると敵が出てくるのですがそこまで忠実に再現しなくてもいいかな?
と思うので、敵が出てくるところから始まります。
敵の見た目は経済ニュースだったらこれ、スポーツニュースだったらこれみたいな敵キャラを作っておくのか、それともニュースごとのサムネイルを使うのか。
その辺りは決めかねているので一旦丸にしています。
記事が現れた時に逃げずに読み進めていくと経験値がたまってレベルが上がっていくという流れです。
パーティは多分初期に構成するのですが、その時に興味があるニュースジャンルを4つ?選んでもらってそれぞれのジャンルのレベルが上がっていくという感じかなと。
そんなUXを実現するためには個人個人の情報を保存しておく仕組みが必要になりそうですね。
設計ii. サービス名とドメイン
実装(作るというのと同意です)のモチベーションを上げるためにも、サービスのイメージを固めるためにもサービス名とドメインは可能であれば先に決めちゃいたいです。
サービスの概要は上記の通りなので、
・ドラクエ
・クエスト
・ニュース
・RPG
・ロールプレイング
この辺をもじった感じが良さげだなと思います。
ネーミングに制約は特にないですが、ドメインを意識したほうがいいと個人的には考えています。
例えば「リーダー」というサービス名にしたとしましょう。
これって「reader」なのか「leader」なのかわかりませんね。
名前を聞いた人がじゃあ使ってみようと「reader.com」とやってみたら本当は「leader.com」で全然違うサイトに行ってしまったということはなるべく避けたいです。
別の視点で考えるとこんなワードも使えるかもしれません。
・レベル上げ
・戦い
ここでちょっと立ち止まって考えてみます。(本当に考えながら書いているのであれこれ話が飛んでしまいます。読みづらくてすみません。)
このサービスは一言でいうとどんなサービスなのか?
ひとこと、は1回の呼吸で言える範囲とします。
これまでは
「RPGをプレイする感覚でニュースが読める」
というのが主題でした。
でもこうも言えるかもしれません。
「あなたのニュース力のレベル上げサービス」
これまでの主題は「どんなことができるのか」という視点でサービスを語っていました。一方でこのサービスを使い続けるとどうなるのか?という視点で語ると「あなたのニュース力のレベルが上がりますよ!」という言い方もできそうだということです。
迷子にならないように構造をまとめてみるとこんな感じになります。
このサービスの目的は「楽しくニュースを読む」ということでした。
そしてその手段として「RPGをしているとニュースが読める」というサービスを検討していましたが、その結果「ニュース力を上げる」ということに繋がりそうだということです。
このように抽象度をあげて行くことをチャンクアップと言いますが、チャンクアップを続けようと思えば際限なくできてしまいます。
少しやってみるとこんな感じです。
「2つの目とたくさんの手で」でも書きましたが、
目的は手段になりうるし、手段も目的になりうります。
フットサルを楽しむことが目的の人もいれば、フットサルという手段で一旗揚げることが目的の人もいるということです。
さて話を戻すと、
「ゲーム感覚で楽しくニュースが読めるよ!」
というメッセージよりも
「あなたのニュース力のレベルをあげられる、そしてそれを数値的に見られる」
というメッセージの方がキャッチーな気がしますので、今回はこっちのパターンでおしていこうと思います。
とするとサービス名とドメインは・・・?
少し長くなりそうなので続きは次の記事にしたいと思います。
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