スライド1101

近未来社会におけるスポーツとアスリートの真価~12/14 スポーツの未来に僕たちが出来ることに寄せて~

新潟スポーツビジネスインスティテュート代表の遠藤さんよりお声掛けいただき、来る12/14(金)にスポーツやアスリートの価値について考えるイベントに登壇します。(早いものでもう明日!)

本イベントに臨むにあたっての自分の中での整理として「スポーツとアスリートの真価」についてまとめました。また、このnoteの末尾ではアスリートにかかる期待と責務についても言及しています。

今回は出来るだけ短くまとめました!

目次
①はじめに
②スポーツが持つ価値 
1. 経済的価値 
2. 教育的価値 
3. 福祉的価値
③アスリートは、主役であり担い手
④最後に


①はじめに

今回のイベントの登壇者は、社会的意義や社会的価値の高いアスリートの皆様です。

早川選手と清水選手は社会的価値の高いアスリートであり、それは決して彼らが望んで得た価値ではなかったとは思います。しかし近未来社会においては、彼らが結果的に手にしたそのStory VALUEが、誰かを勇気づけたり背中を押し得ると思うのです。詳しくは後述します。

そして、谷口さんは知的障害者のスポーツの世界的祭典であるスペシャルオリンピックスにおいて、クロスカントリースキーを長年指導をされてきた上、実のご息女がハンディを背負っていらっしゃる方です。

この面々に五勝出が並ぶことに若干の違和感と不安を覚えつつ、良い意味でノイズを起こせればと考えています。



②スポーツが持つ価値

ここからは近未来社会においてスポーツが持つ価値について述べていきます。コンパクト重視なので、書ききれない部分はイベントでお話したいと思います!

1. 経済的価値

1つ目は、言わずもがな経済的価値です。2019年にはラグビーW杯、2020年には東京五輪とスポーツのビッグイベントが続く日本は国家戦略としてスポーツ立国を唱っています。それはひとえにスポーツに対して経済的価値を見込んでいるから。

事実、政府はスポーツ産業活性化に向けて、2025年までにスポーツ産業市場規模を2012年時点での5.5兆円から15.2兆円に拡大する目標を掲げています。

上図はスポーツ庁資料より引用


 2. 教育的価値

2つ目は、スポーツとは切っても切れない教育的価値

スポーツに育ててもらったという強い実感が自分の中にもあります。小さい頃、身長が小さくて前に出るのも苦手だった僕が友達の輪に入っていけるようになり、自分を表現できるようになったのはひとえにサッカーのおかげ。トップ選手にはなれませんでしたが、スポーツを媒介として様々な人と関わり合い、学び、自分と向き合う中で成長してこれたと考えています。

スポーツ×教育の話題では体罰や反則行為など負の側面が昨今取り上げられがちですが、その正の側面に光が当たるような話題や取り組みが増えることを期待したいです(僕自身もコミットしていきたい領域のひとつです)。

また、ここで言うスポーツの教育的価値は、体育とは異なることも付け加えておきます。


3. 福祉的価値

そして3つ目が福祉的価値で、このnoteの主題でもあります。

まず、福祉の辞書的な意味はこちらです。

福祉(ふくし、英: Welfare)とは、「しあわせ」や「ゆたかさ」を意味する言葉であり、すべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供するという理念を指す。

この原文を読んだ時に、少し古い解釈だなと僕は思いました。

後半部分の「すべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供するという理念を指す」という部分を参照すると、全ての先進国は福祉国家であると言えます。しかし、(特に日本では)国民の多くが「しあわせ」で「ゆたかさ」を享受しているかと言うとそうではないと思うのです。事実、「世界幸福度ランキング2018」で日本は54位と先進国内で最下位です。

僕はスポーツが多くの国民の「福祉=しあわせ」に寄与できると信じていて、それは健康を高めることができ、感情を揺さぶることができ、繋がりを感じることができるから。

今後、スポーツが福祉的価値を高めていく背景として、超高齢化社会と成熟社会が挙げられます。

現在20代、30代の方は100歳まで長生きするのが普通になり、その反動として健康格差が生じます。あなたが100年以上生きるとしたら、70歳~100歳を寝たきりで過ごすのか、それとも100歳でも活動的に日々を過ごすのか、どちらが良いでしょうか。健康寿命を延ばして「ゆたかな」日々を送る為には日常的な身体活動や予防医学に則した生活習慣が欠かせません。健康格差は運動格差と情報格差から生まれると言えるでしょう。

(そんなに長生きしたくねーや!って人も大丈夫、僕ら世代の多くはきっと100歳近くまで生きます笑)

また、成熟社会においては一般的にどんどんと余暇時間が増えていきます。日常生活は日に日に便利になり、ロボットやAIのおかげで人間がやらなければいけない仕事も減っていきます。ベーシックインカムの導入もありえます。要は、暇な人が増えていくということです。

スマホさえあれば家から一歩も出なくても生きていくことができる時代の中で、それが心身ともに健康的かと言われると疑問が残ります。

つまり、成熟社会だからこそ、心身に刺激を与えられ、地域コミュニティのインフラにもなり得るスポーツの重要性は高まっていくと思うのです。

スポーツは「する」ことで心身に刺激を与えることができ、更に人とのつながりを感じることができます。「みる」ことでは、日常生活では得難い感情の高まりや興奮、そして多くの人と時間を共有することが出来ます。

少し長くなってしまいましたが、暇化と繋がりの希薄化が同時進行していく社会においては、スポーツが果たすべき福祉的な役割は非常に大きいと感じています。


③アスリートは、主役であり担い手

スポーツの主役は、あくまでアスリートです。もちろん観客も大事ですし、支える側の人間も大事ですが、あくまでスポーツの主体はアスリートであることに間違いはありません。

スポーツの主役であるアスリートの価値についてはこちらのnoteで詳しく説明をしています。

僕は、予防医学研究者・石川善樹さんから聞いた「認知の限界」という話がめちゃくちゃ好きです。

「日本人が100歳まで生きられるようになったのは、金さん銀さんのおかげ」
「人間は絶対に100m10秒を切ることは出来ない、と言われていたがカール・ルイスが一度9.97秒を叩き出した後はバンバン9秒台が出るようになった」

これらの事例はある1人が「認知の限界」を突破したことによって、多くの人々の意識が変わり、意識や行動の最大出力値が引き上げられたという話。つまり「認知の限界」を突破できる人がいて、その人の功績が世の中広く知られることで、世間が考える「認知の限界」も更新されていくということ。

中田英寿選手が海外で活躍したから日本人選手がどんどん海外へ出ていけるようになったし、本田圭佑選手や長友佑都選手がトップ選手でありながらビジネス的な動きを始めたから、現役の内からスポーツ以外のアクションをしなければ、という空気が生まれてきた。

12/14のイベントに話を戻すと、早川選手や清水選手は「認知の限界」を更新できるアスリートだと思うのです。それは彼らが持っているストーリーを考えると福祉的な側面が強いのかもしれません。

突然、難病にかかったり身体的ハンディを負う可能性は誰にでもある訳で、それを実際に乗り越えようとしている早川選手や清水選手が持つ影響力は非常に大きいものがあります。彼らが今まさに見せている前例のない雄姿や功績は多くの人を勇気づけており、今後も誰かにとっての「認知の限界」を更新していくことと思います。


最後に

話をまとめると、アスリートはスポーツの価値を拡張していく担い手であってほしいということです。社会的な影響力の高いアスリートが「認知の限界」を更新していく様を世の中に見せていくことで、スポーツが持つ価値も自然と拡張していきます。

スポーツは近未来社会において様々なものを繋ぐハブになることができると考えていますし、そのカギを握るのはスポーツの主役であるアスリートであるはず。

明日、スポーツの価値を拡張していく担い手である早川選手と清水選手、そして谷口さんと一緒に登壇させていただけることが非常に楽しみです。まだチケットは残っているそうなので、現地参戦/WEB参戦ともにお待ちしております!!


イベントに参加して感じたことや気付きは改めてnoteに書きたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!


-fin-

五勝出拳一[ごかつでけんいち]
アスリートの価値やスポーツBizについて情報発信|脱・セカンドキャリア|東京学芸大学蹴球部&全日本大学サッカー選抜 主務 ➡︎ 現職は広告屋|サッカー選手育成アカデミー神村学園淡路島キャリアアドバイザー|COYG|Nikon Z6|気軽にDMください📩発言は個人の見解📢日本に40人の苗字の持ち主、ゴカツデです。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

いつも読んでいただきありがとうござます:)

Danke!:) 🇩🇪🍺
24
著書『アスリートのソーシャルメディア活用術』http://amazon.co.jp/dp/4839969337/ |アスリートのキャリアとマーケティングを支えるRevive Inc.でPR Manegerをしています◁電通ライブ・テック◁東京学芸大学蹴球部 学連