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多浪を脱却する方法


僕は多浪して、志望大学に受かった経験があるのですが、そこでマインドを一回変えた話をしようと思います。これを読んでるほとんどの皆さんは、順調に人生を進んでいらっしゃると思います。でも、いつか引っかかる時期、進まない時期が出てくると思います。これはそんな時に意識してほしい話です。

多浪をしてしまったのは、様々な要因がありますが、その一つにモチベーションの不足があると思っています。親に流されて志望校を決めてしまっていた中で、とある国立大学の後期に受かったことがありました。受かったのは、元々興味がある分野であり、唯一、嫌な中でもやる気になる、そんな学部でした。小論文の対策をしたのですが、iPhoneのノートに、赤本の問題の答えを一生懸命打ち込んで考えていたことを思い出します。この後、その大学を蹴って浪人するにあたって、三日ほど本当に悩みました。今まで受からなかったのは二次試験前に無勉強、もっと言えば、一年を通して無気力に陥っていたことが要因でした。そこで、親に黙ってすべての志望校を都会に変え、まずはモチベーションが続くことを目標にしました。更に、自分の好きな分野をとことん考え、最終的には、志望校の優先順位まで考えました。ここで、医学部には行ってないですが、医学部志望だったので一つの例として優先順位の考え方を医学部で例を出します。例えば、医療系なら何でもいい、というマインドなら、薬学部、歯学部も視野に入ってきます。都会ならなんでもいい、なら都会の私大医学部が視野に入ってくると思います。何を捨てて何を残すかが大事になってくると思います。都会の私大医学部も、相性が大事ですから、過去問を解くのをおすすめします。ちなみに、今の大学は相性がよかったので受かりました。二点目、好きな分野をとことん考えた、これは幼少期からの体験にあります。幼少期からの積み重ねの中で、なにか心に残ってるもの、ずっと好きだったものは何か。小中学生あたりになってくると、本の影響、マンガの影響、テレビの影響を受け始めます。これは除いてください。本来の好きなものではない可能性があります。影響の受けたものはモチベーションがころころ変わります。自分の場合、影響を受けていないものは、樹木と動物でした。大学に入って、意外とこの分野が好きだな、と思った物事があります。それは主軸に置くべきものではないと思っています。変わるからです。樹木×大学に入って好きなこと。こんな風に考えていければ、モチベーションは続く気がします。

ここまで、モチベーションの話をしました。あとは多浪における問題点を指摘しておこうと思います。それは至って単純なことです。毎年同じ分野を間違えている、苦手にしているということです。多浪生は分かっているようで、分かっていないです。模試二年分の間違えた分野を見てみてください。同じ時期の同じ模試二回受けたら、大体どこの分野が出るか分かりますよね。どこを間違っているか、見ていますか?模試の復習はぶっちゃけしなくていいです。間違えている分野の、参考書での演習、してますか?二回以上も受けてて、同じ分野を間違えることをしてたら成長してません。受かりません。穴があるからです。基礎の基礎の徹底をすれば受かります。あとは志望校との相性、過去問演習、その大学で出る分野の対策をしっかりすれば、受からないわけがないです。それから、志望校の特定大模試以外の判定は意味がありません。たとえ、河合塾の普通の模試でA判定が出たところで、あなたの志望校に受かるかどうかは、入試の出来次第です。模試はただの苦手分野チェッカーと考えてください。穴があったら受かりません。穴を埋め続けてください。穴を埋めたら、また別の穴が見つかるかもしれないです。埋め続けるのです。多浪生の方におすすめなのが、今まで真面目に受けた模試の間違えた分野のみを3~4月に勉強してください。他は捨ててください。できてます。一年間それをするだけです。模試を新たに受けたら、その間違えた分野をまた勉強してください。それを一年間続けるだけです。そうすると、無駄な時間が減って、意外と遊べる時間ができるかもしれません。遊んで構いません。苦手分野を潰すことができていれば。苦手分野を潰すことさえしていれば、学力はついてきます。

なぜ、モチベーションの話を先に出したか、これは根本的に多浪してる人はやる気がないからです。やる気がないと、受かるものも受かりません。強烈なモチベーションを多浪してる人が湧かせられるもの、それは好きなものではないかと思い、書かせていただきました。どの参考書がいい、とかいう問題ではなく、多浪してるその人が、考えていいと思う参考書を一生懸命することが大事だと思います。最初は一般的に優しいと思われるものからやった方がいいと思います。数学ならチャートとか。でも、その人が本当にやる気になる学問を、やる気になる参考書でやることによって合格に直結すると思っています。苦手分野を潰すのって、意外と面倒でやらないけど、大事ですよ。

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