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スピの平和

頭で理解できないことを
必死にしようとする

理解できないことを
理解したいと考え出す
考えだして、ありもしない方向へと行く

公案で見つけられるのは
このことだけだ


いまだに
世界は平和にできると思っている
そうはなりませんよ、と言うと怒り出す始末
ほら、ここですら
平和がないのに
どこに探しに行くのか

もし、百歩譲って「平和」になるなら
みながみな、そのままで「満足」することだけれど
「満足」を確かめるために
反対が存在するんだと知っていれば
世界の構造が見え
その時、一瞬落ちつくかもしれない

こう話すと
今度は出来事の内容に目を向けてしまうけれど
内容はどうだっていい
満足する「内容」ではなく
そのままであること
それ自体に「満足」するだけだ

あなたは、あなたそれだけでは
なにも確かめることができない
あなたの位置すら、他で成り立っている
そして、それを知ることで
位置が存在するのだから
そこに「平和」とか言う以前の
「あぁ、こりゃ大変だw」が
どうしようもなく広がっているのを見るだろう


スピ民は時に、
この叶わない「平和」に飽き出すと
公案に精を出す

例えの内容を追って
理解の海に沈み出す
沈み切るのが「平和」と勘違いして
例えをもっともっとと欲しがる
公案をもっと
公案をもっと

公案自体が、もうみえない

なぜ、公案に至ったかは
どうでもいいんだ
自分ひとりだけでも
この例えの海に潜れさえすれば
「平和」になるのだから

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