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コンパの仕切りがうまい人はオンラインでも仕切り上手なのだ

2020年に飛躍的に流行ったツールと言えば<ZOOM>だろう。
子どもの塾もほぼオンラインになり、授業は先生に対して、生徒が数十人で最初の頃はみんな試行錯誤で、真っ黒になったりミュートが解らなくて家族の声が丸聞こえになったりと、なかなかのトラブル続出だった。
私も何度か使ったことがあり最初は使い勝手がいいように見えて、オンラインってやっぱり難しいなと感じることがあった。
それは同時に喋ることができないのだ。
ZOOMでオンラインミーティングを利用したことがある人にはわかると思うが、発言は1人しかできない。なので1対1ならいいが、数十人となるとみんなが同時に喋れず、一人話したら次のタイミングを狙って発言をしなければならないのだ。

息子はあまり<はい!はい!はーーい!>というタイプではないので、周りの様子をうかがいながら<うんうん>と首を振って発言のタイミングを逃している。オンライン塾なので、周りはみなハッキリ言ってライバルだ。やはり<はい!>の輩は発言が多く、息子は画面を見ながら<俺もそう思った>とミュート状態でつぶやくありさまだ。

結局その時に発した言葉は、<よろしくおねがいします>・<ハイ>←先生に指名されて答えた。<ありがとうございました>の3言だけ。そばにいた私はもやもやしながら、<ちょっとそこ!それはこっちも答えているの!先生なんでうちの子当てないのよ!!ほらーー!当たってるじゃない!ちょっとーもーなんでもっと言わないのよー!むすこー!!>って親バカ満載、テレビにむかって文句言ってるおばちゃんの様に1人でヒートアップしていた。

そんな様子を見ながらふと思った…あれ?こんな光景どっかで見たことあるよ。なんだったったけ?

ああああああ!!コンパじゃん!!!私の得意分野じゃん!!!

そう、昨年はなかなか飲みに行くことが出来なかったので、オンライン飲み会が大流行りで、私も何回か主催で開催したことがあった。その時に感じたのは、やっぱりめちゃくちゃ話す人がいたり、ずっとうなずき続けている人がいたり、ひたすら飲みまくっている人がいたのだ。ZOOMをやった人はわかると思うが、話している人の画像の枠が光る。延々と自分のことをしゃべり続ける人の枠だけ色が光り続け、他の人が少しでも喋って光の枠が移ろうもんなら陣地合戦の如く、<そうだよねーー!>って大きな声で遮って、また光の枠を奪取していくのだ。別に声出さなくてもいいんだけどね…

そんな時、出番ですよ!普段仕切り上手な幹事さん!

延々としゃべり続ける人に対しては<はい!はい!そこまで面白い話をありがとう!!>とおだてつつ話を終わらせ、ただうなずく人には<この話題についてはどう思う?>と意見を促し、ひたすら飲んでいる人には<何を飲んでいるの?どんな味?>と話題をふり、光の枠を循環させていくのだ。かっこいい言い方をすると、あなたは正にファシリテーションをしているということになる。もし今後オンラインサロンをやってみたいなーという方には、お友達でも家族でもいいから何人かで簡単な飲み会やおしゃべり会などを開いてみるとよいと思う。そこで自分がホストになることで仕切り訓練を積んでいけば、オフラインに戻った時でも素晴らしい幹事になるであろう。

意外なところでコンパ仕切り術が使えるじゃんと発見した私。こんなたいそうな世の中だけど、オンラインでもオフラインでも人と関わりあうことは常に意識してかないといけないのねと改めて感じたのであった。


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