10年のキャリアを持つベテランエンジニアが、GOGENを選んだ理由
こんにちは。GOGEN株式会社です。
GOGENメンバーの「語源」を探る社員インタビュー。
今回は、ソフトウェアエンジニアの杉川雅規をご紹介。
CDNやDXソリューションを提供する会社で10年間システム開発に携わり、部長職も経験した杉川。転職先としてGOGENを選んだ理由や、エンジニアがGOGENで働くメリットについて聞きました。
ソフトウェアエンジニアとして携わったシステムが特許を取得
ーーまずは杉川さんの、これまでのキャリアについて教えてください。
もともとオンラインゲームが好きで、大学では知能情報工学を学びました。AIを活用して情報を効率的に処理し、活用するための技術を研究する分野です。大学院にも3年間在籍し、自然とエンジニアを目指すようになりました。
新卒で就職したのが、CDN(Content Delivery Network)やDXソリューションを提供する会社です。CDNとは、動画や画像などのデジタルコンテンツを、速く安定してユーザーに配信するためのシステムのこと。動画ストリーミングサービスやソーシャルメディアなど、さまざまな場面で使われています。CDNを中心に幅広いサービスを展開する会社だったので、いろいろなことを学べそうだなと感じ、ソフトウェアエンジニアとして入社しました。
初めて担当したのは、広告配信にまつわるシステム開発でした。そのシステムの保守運用を続けながら、3年目には機械学習を活用したOCR(Optical Character Recognition、光学文字認識)の開発を手がけました。
入社して6年目に差しかかる頃、コンテンツをより安定して配信できる、ブラウザベースのCDNサービスの開発を始めました。類似のシステムは少し前からあったのですが、実現するための方法が、これまでにはないやり方だったのです。「特許を取得できるのではないか」ということになり、当時の上司をサポートして、弁理士さんと話し合ったり、審査のための書類を作ったりしました。最終的に特許を取得することができ、サービスを開発するだけではない、貴重な経験ができたと思っています。
ーー前職では、マネジメントや部長職も経験されています。
2020年から管理職になりました。それ以前から、新卒で入社するエンジニアの教育も担当しており、人をマネジメントするという意識は高かったと思います。役職についたことで、部署や会社全体の未来について、より具体的に考えるようになりました。
「ユーザー体験をデザインする」視点の新しさに惹かれ、GOGENへ
ーー転職を考えたきっかけは?
新卒の頃から、1社にこだわらず、さまざまな経験を積みたいという意思がありました。前職の会社にはお世話になった方がたくさんいて、自分も貢献したいという思いがあり長く働いていましたが、10年という節目で新たなチャレンジをしたいと考え、転職を決めました。
ーーどんな基準で転職活動をしましたか。
自分で手を動かして開発ができる環境を求めていました。いずれマネジメントに携わるとしても、ある程度現場を知った上でメンバーとコミュニケーションしたいと考えていたからです。会社のバリューや社風などを見て、共感できるかどうかを大切にしていました。
ーーGOGENを知ったきっかけは?
実は、CTOの楠本さんと新卒入社の同期だったんです。新型コロナが流行する前は毎月のように飲みに行っていました。転職活動を始めるときにも楠本さんに相談して、「GOGENはどう?」と言ってもらったのですが、初めは断っていました。リファラルではなく、まったく新しい会社に出会いたいと考えていて。ほかの友人や知人からの紹介も、全部断っていたんです。
ーー初めは断っていたGOGENに、なぜ興味を持ったのでしょう。
楠本さんとは10年前からの知人であり、彼が様々なことに興味を持ち、挑戦し続けているということを知っていました。そんな彼がCTOをしている会社ということもあり、興味がないわけではなかったため詳しい話を聞いてみようと思い、CXOの金子さんにも会いました。話しているうちに、GOGENは、これまで経験したことのない、新しい視点でサービスを作ろうとしている会社だと感じました。翌週には金子さんと飲みに行き、お互いに意見を交換する機会を持ちました。途中から楠本さんも参加し、和やかな雰囲気の中でGOGENについてお話をしていただきました。
こうした交流を通じて、GOGENに魅力を感じ、次第に興味を持つようになりました。
ーーどんな点に新しさを感じたのでしょうか。
システムの効率や使い勝手だけではなく、ユーザー体験の視点からプロダクト全体をデザインするという考え方に初めて出会い、面白いなと感じました。こんな方から影響を受けて学びたいと思ったのです。
「転職して、新しい環境に飛び込むときには苦労するものだけど、リファラルなら知り合いがいるから気持ちが楽。しなくていい苦労もあるんじゃないか」と金子さんに言われて、確かにそうかもしれないと後押しもあり、入社を決めました。
メンバーが尊重し合い、情熱を持って仕事に取り組む風土
ーー入社後は、どんな業務を担当していますか。
レリーズの売買仲介向けの営業DX機能である「物件提案」開発を担当しています。物件の提案や顧客のフォロー、内見の調整など、これまで手作業でバラバラに行っていた営業活動を、専用の「マイページ」を通じてワンストップで行えるので、スムーズなコミュニケーションを実現できます。プロジェクトマネジャーとして開発を推進するのが私の役割です。
ーーGOGENに入社して、印象的だったことがあれば教えてください。
CEOの和田さんをはじめ、メンバー全員が仕事に対する情熱を持っていると思います。和田さんは不動産業界全体をよくしていきたいという熱意を持ちつつ、同時に社員一人ひとりが何に取り組み、どんなことで困っているのか、すごくよく見ているなと。社内slackでも、各自の発言に、和田さんが一番反応しているんじゃないかな。「いつ休んでいるんだろう」と不思議なくらいです。
一般的に、一定以上の規模の組織では、新たな挑戦をする人が限られていると思うんです。でも、GOGENではボード以外のメンバーも、全員がサービスをよりよくしようという熱意を持っています。どうすればもっと会社を成長させられるのか、一人ひとりが考え、自主的にアプローチしている点が強みだと思います。
ーー社内はどんな雰囲気なのでしょう。
お互いに理解し、尊重し合おうとする意思を感じます。全社で定期的に情報交換の機会がありますし、困っていることや改善したいことを共有するための場も、毎週設けられています。先日も、メンバーが相互理解を深めるためのワークショップがありました。それぞれがどんな価値観に重きを置いているか、得意なことや苦手なことなど、ワークを通じて理解を深めていくんです。創業期のスタートアップで、これだけコミュニケーションに力を入れている企業は、珍しいのではないでしょうか。
プロジェクトマネジメントを通じ、エンジニアとして成長できる環境がある
ーーエンジニアにとって、GOGENで働くことはどんなメリットがあるでしょうか。
指示を受けてコーディングをするだけではなく、入社時点からプロジェクトをマネジメントし、引っ張っていく経験をさせてもらえるのは、エンジニアとして成長する上で、貴重な財産になると思います。業務の範囲が広く、エンジニアの意見に耳を傾ける土壌があるのも魅力ですね。
不動産業界は、ほかの業界に比べ、DXが遅れていると言われます。私自身、前職では、ユーザーがPCやスマホを使いこなしていることを前提に開発をしていましたが、GOGENに来て、その前提は当たり前ではないのだと気づきました。そういった点で、不動産業界ならではの難しさと、やりがいの両方があると思っています。
ーー仕事を通じて、今後どんな未来を実現したいですか。
エンジニアとして、10年間、新たなサービスを作り出してきました。これからも、さらに世の中をよりよくする、誇れるサービスを生み出していきたいです。自分が携わるサービスを通じて、利用する人に自由な時間が生まれたり、新たな発見があったりと、プラスの影響を生み出すことができたらいいですね。
代表取締役CEO・和田浩明から杉川さんへ
杉川さんと私は、新卒入社の年次が同じ、かつ今回が初の転職ということで(私も新卒で入った会社とGOGENしか経験していない)勝手ながら非常に親近感を抱いております。
関西人らしく、笑いを大切にしながら、Stay Positiveの姿勢でGOGENの開発を引っ張っていってほしいですね。期待しています。
※2024年4月時点での情報に基づく記事です
(取材・文/高橋三保子)
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