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体調と主導権

体力や体調というものは、よく分からない。

私は、あまり風邪をひかない方だ。部署でインフルエンザが大流行し、半数くらいの人がかかってしまった冬。予防接種さえしていない私はなぜか無傷だった。コロナも今のところかかっていない。

気圧が低い日に調子が悪くなるということも基本的にない。天気が悪いことは外の様子を見てわかるのだが、気圧の高い低いというのが感覚ではよく分からない。

だが、私に特有の(?)苦手な状況というのがある。事例を2つ書きたい。

事例①

私はマラソンや運動は苦でない方だった。高校生くらいまで、持久走系はむしろ自信がある方だった。

社会人になってから、ハーフマラソンさえ出たこともないのに、友人に誘われていきなりフルマラソンに挑戦することになった。

忙しいと言い訳をしながら、結局、ほぼ準備なしで当日を迎えた。走り切るのは無理だと確信していたが、走ったり歩いたりで、なんやかんや30kmちょっとくらいまでは辿り着いた。

筋肉痛にはなったが、それで体調を崩すということはなかった。

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しかし、長時間出掛けたり、旅行に行ったりするのは少々苦手なのかもしれない。

例えば、大学時代に4-5名で海外旅行に行った時。私は何日目だったかに具合が悪くなってしまい、ホテルで半日ほど寝込んだ。

「私のことはいいので、今日の観光は皆で楽しんできてくれ。無念…」と伝えた。別にウイルス性の何かにかかったわけではなかった。

ごく稀にではあるが、友人たちと街で遊んでいて、夕方くらいに体調に出たこともあった。

さすがに「旅行先や街で30km以上歩いていた」ということは考えにくい。私は、楽しみながらも別の何かを消耗していたということなのだろうか。

事例②

仕事で自分が責められたり、自分が原因でトラブルになることはある。だが、そういう状況の時やその後に、体調が悪くなることは案外なかったように思う。

もちろん、ないに越したことはないが、話がこじれたり、少し喧嘩腰になっている相手とやり取りすることもある。しかし、自分がやり取りする分には、そんなに大きな負担には感じていなかったつもりだ。普段よりものめり込んでいるというか、集中力が増しているような感覚になる。

私がフォローできる前提なら、後輩が話を進めている場合も大丈夫だ。

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しかし、ギスギスした交渉を先輩や上司がしているところに、自分が同席だけするのは実はこたえる。

険悪なムードの交渉で、先輩が話を進めているところに長時間・何度か同席したことがある。

資料を準備したのは私だったが、私はその話し合いの場でほとんど言葉を発しなかったように記憶している。

先輩の対応はさすがという感じで、私がその場で変に口を挟んで先輩のシナリオを台無しにするわけにはいかないと思い、そうしていた。

その時期は、体調に出た。

結局どうなのか

事例①と②から、「自分が主導権を握れる状況だったら大丈夫なのか?」と思ったりはする。

マラソンは自分のペースで走ったり歩いたりを選択できる。仕事は相手がいるが、雰囲気によらず自分で話を進めることができる時は大丈夫そうだ。

だが、腹落ちしきれない部分もある。

付き合う前の女性の方と、デート的な感じで街に出掛けて、夕方頃に私の体調が悪くなってしまったことが一度あった。

その時は、私が行くスポットや店を決めてリードしているつもりだった。

…実は相手の方が一枚上手(うわて)で、気付かぬ間に主導権は向こうに握られていたということなのだろうか。笑

やはり、よく分からない。

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