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結局インボイス制度で何が変わったのか
2023年10月に導入されたインボイス制度ですが、施行直前には事業者の大規模な反対運動があったものの導入後は比較的反対ムードが鎮静化し皆諦めて受け容れたように感じている方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
受け容れるか否かで言ったら受け容れるしかないわけですが、多くの事業者は怒りや無力感を既に感じているのではないかと推測します。少なくとも僕はとっても怒っています。
また自分は関係無いと思っ
インボイス制度の音楽家への影響
インボイス制度とは「消費税1円残らず全員から絶対徴収する制度」です。
2023年10月からインボイス制度が始まりますが「フリーランスの危機!!」と叫ばれていることは知っているけれど音楽家に何の影響があるのか知らない方もいるかもしれません。そもそもインボイス制度を聞いたことが無い方もまだまだ多いと思います。
この記事では何もそのあたりに詳しくない僕が詳しくないまま、詳しくない人にも共感してもらえ
確定申告をフィーリングで済ませていて、インボイス制度も理解するのが面倒くさいクリエイターに何が起こるか
インボイス制度についてとにかく自分で調べるのが面倒くさ過ぎて時間も労力もかけたくないからお金を出してでも最低限のことだけかいつまんで知りたいというクリエイター、実はそこそこいるんじゃないでしょうか。
そんな人の目線でインボイス制度を導入されて困るポイント、予想されうる最悪のシナリオを解説してみます。ノリだけで理解出来るように書くために税金の仕組みに何も触れませんし、正確ではない表現を部分的に使用
ここが変だよインボイス制度
インボイス制度が音楽家に与える影響の記事はインボイス制度に待ったがかからずそのまま施行されることを前提に書きましたが、インボイス制度をSTOPさせようという動きも勿論存在します。
STOPさせようと思ったら何故インボイス制度が良くないのか理解する必要がありますが、インボイス制度というコンセプトそのものが悪かというとそんなことはなくて、その制度設計の中にいくつか浅慮であるもしくは悪質であると言わざ
なぜインボイス制度に反対すると泥棒呼ばわりされるのか
まずは客観的事実からいきましょう。
客観的事実の確認免税事業者は請求書に「消費税のように見える数字」を書いても構わない
課税事業者は免税事業者に支払った金額から仕入税額控除しても構わない
この2つの客観的事実は免税事業者や課税事業者、会社員といった立場によって別の見え方をします。それが意見の食い違いの原因です。まず、表題の通りインボイス制度に反対する免税事業者が泥棒呼ばわりされる理由を説明