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思考の原資その2

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#社会問題

ちょっとおかしいんじゃないか?普通じゃない。と、人の言動をそう感じた時、一体、何がおかしいのか?

 元農水次官が長男を刺殺した事件の判決が、今日16日、言い渡される。そして、「週刊文春」の2019年6月20日号で掲載された記事が、ネット上で再公開されたのを読んだ。まず感じたのは、私がこの事件を知った当時に思ったことと、実際にはどのような背景だったのか、文春の記事から読み取れる印象とは全く違うものだった。ショックを受けた部分も含め、今の世の中の「多様性」と言われる対象が、人の考え方や理路の違いか

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新しいビジネススタイルを見つける

 Twitterでピックアップした記事の指摘にこうあった。

 専門家は少子高齢化と景気回復を挙げます。大和総研の長内智シニアエコノミストは「少子高齢化で働く世代が減っているのに対し、景気回復で経済活動が活発になっている」と指摘。

 田舎の少子高齢化のスピードは速い。少子化をじわじわ感じるのは、デフレで企業が減ったり縮小化したため、新卒者の就職先が田舎には少なくなってしまい、彼らの行き先は、

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独居高齢者にまつわる問題

 町内に、102歳になるお婆様が一人で住んでいる家がある。数年前、100歳を超えるご夫婦としてNHK番組で取材を受け、放送されたこともあるが、残念ながら、旦那様は先に亡くなった。このお婆様について今、近所で話題になっている。簡単にいえば、年寄りの独居生活で、いつ亡くなっても近隣に迷惑をかけてほしくないというのが根底にあるのかもしれない。このお婆様の子供や孫達が居つかない理由も、家庭内に問題があるの

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40歳過ぎても結婚できない一つの理由

40歳過ぎても結婚できない一つの理由

 ここをどれだけの人が読んでいるのか、noteに課金もしていないし、このタイトルのnoteだけ読まれても、他人の個人的なことなどは「放っとけ」と言われそうな内容になるんだけど、逆に、気づかない人には参考になるとも思われる内容なんで書くけど、棘に注意ですねん。悪しからず。

 結論から言うと、親の過保護・過干渉問題。

 結婚相手の紹介など、頼まれてもそれは無理というもの。

 という実話。

 男

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孫の運動会での風景-外国人の親への対応をどうするのか?

 昨日は、保育園にお世話になっている二人の孫の入園後、初の運動会であった。三年保育の子どもたちに加えて、未満児(以上児+幼児)を受け入れている保育園だけあって、少子化とはいえ園児の数も多く、中々の盛況ぶりだった。そんな保育園だからこその風景ではないかと思われたのが、シングルマザーガチの普段のママ達が、そばにいる男性に対して何となくよそよそしい態度に見受けられた。離婚した旦那さんが一緒だったみたいだ

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国籍問題について諸相の整理

 蓮舫氏の重国籍問題に関してネットでは、尾鰭が付くこともあり、何かと議論されている。日本在住の外国人が友人にいることもあり、何が問題で、何が問われているのか、焦点がぼやけそうなので、ここに少し整理しておきたい。

 父系血統主義だった国籍法が改正されたのを受け、母親が日本人だった蓮舫氏は、日本国籍を取得。当時17歳だったという彼女は、22歳までに他国籍を放棄する義務があるが、これは「努力義務」にな

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「意思疎通できない人を刺した」大量殺人事件について

 相模原市の知的障害者施設で入所者などが刃物を持った男に次々に刺され、19人が死亡、26人がけがをしたというニュースが昨日、飛び込んできた。犯人は、事件後自首し、供述を始めているらしい。事件の全容も解明されていない今、素人の私が書くには勇み足となる可能性もあるが、拾ったニュースから、犯人が精神異常者とも言えない気がしてきた。と、このように書いてる私自身が、実は、異常者認定を受けるのかもしれないが、

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「未来を生きる君たちへ」が示唆するものとは

 この映画には考えさせられた。登場人物は少ないけど、いくつかの役に持たせた意味が、強く現代社会の問題を浮き上がらせている。社会への問題意識があればあるほど、複雑にその問が自分自身に持ち上がってくるのだろうと思う。あらすじについてはここで語るまでもなく、Wikipediaで網羅されている。だが、一点だけ足りないと感じるのは、エリアスの母マリアンと父アントンが離婚寸前で、エリアスはそのことで心身が不安

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「そんなこと、やらなくても死にゃーしない」

 人の考えは、その説明を聞いていればなんとか理解にこぎつけられるが、その考えの中に潜む、その人物の物事への感じ方というのはなかなか図れるものではない。その理由に、事象によって人の感情は繊細に動かされ、そこから出てくる言葉は、その感情を正確に言い当てているとは限らず、微妙に、対人に対する感情が含まれる事があるからだ。また、感情というのはひとところにとどまることがない。どんどん動いて変化していくため、

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報道の自由が72位は、メディアは本当に不自由なんだろうか

【報道の自由「極めて確保」 菅氏、ランキング下落に反論】

 「表現、報道、編集、そうした自由は極めて確保されている」。菅義偉官房長官は21日の記者会見で、国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)による2016年の「報道の自由度ランキング」で、日本の順位が前年より11下がって72位だったことへの受け止めを問われ、こう語った。菅氏は「我が国は放送法で編集の自由が保たれている。憲法においても表現の自

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放つとは、離すこととは違う何か

 離婚した娘と、その娘である孫娘二人と一緒に住むようになってから、かれこれ、二年になる。次女が生まれた時、先天的な心臓病を患っていたため、その手術後の療養と保育の手伝いという理由で、当初は、半年ほどの予定で帰省していた。が、幸か不幸か、その長期別居でいろいろなことが発覚し、同年の九月に娘は離婚手続きに入った。この変化によって、家の住まい方も随分変わった。変化といえば変化だが、更新といえば更新でもあ

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ヒラリーさん、とうとう言っちゃったょ

 昨日の時事通信が報じたヒラリーのトランプ批判は、ソ連共産党時代のゴルバチョフらに対する保守派の批判とそっくりなので笑った。というか、笑っている場合じゃない。

 なんでもそうだが、相手を批判するというのは、自分の本音が出てくることなので、批判内容を追っているとその人の主張がわかりやすい。個人的にはどちらが勝利しても困ったものだと思っているが、ヒラリーが本音を出し始めた印象を持った以上、ここに書い

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リングカット

 指輪が外れなくなり、消防署に駆け込んでカットしてもらったという話。それだけ。

 左の薬指に結婚指輪とは違う、デザイナーにデザインしてもらった指輪をかれこれ25年くらいはめていた。が、大腸カメラの日が近づいていることもあり、診察台で取れなかったら困ると思い、事前に外して行こうと思ったのが不幸中の幸いとなった。(電気メスを使う可能性があるため)

 外れなくなった原因は、指の関節が太くなったから。

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