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自分の声は思っている以上に違う

突然だけど、僕はひどい音痴だ。
カラオケに行って頑張って歌っても、音程はほとんど合わないし、80点以上を取ることなんてほとんどない。

本人は歌っている最中めちゃくちゃ真剣に歌っている。しかし、音程を取るという感覚が分かってない。

今高い声を出しているのか、低い声を出しているのかが、かろうじて分かるくらいで、今自分が出している声がか、それともなのかなんて全く分からない。

自分が歌っているときの音程が取れているかなどが、全く分からない。もうそれは悔しいが認めている。最近までは、この音痴の原因は声の出し方にあって、いつか練習したら直るかな。みたいに思っていた。

しかし、どうやら僕は少し勘違いをしていたらしい。
ある日、家族と会話をしていたら、「いつも声が大きい。もうちょい静かにしゃべって」と言われた。僕は大きな声で喋っているつもりなんて全くなかった。
会話している場所がショッピングモールで、周りの音もあったしマスクもしていたから。声が大きいなんてみじんも思っていなかった。それに自分が自分で出した声を聴きとりづらかったから。

でも、「うるさい」と指摘されてから、少しずつ声のボリュームを落として、「このくらいなら聞こえる?」「これなら?」みたいに声の大きさを確認していったら、僕が家で出す声より少し小さいくらいでも全然聞こえていた。
自分、今までどんだけでかい声を出していたんだろう?

音痴なのはわかっていたけど、声のボリュームすらも、おかしかったとは。これは全く気付けなかった。会話にはカラオケみたいな判定用の画面は出ないから。
とにかく、僕の頭の中で声に関する基準が狂っている。想像以上に。

この経験を考察してみると、音痴の人は自分の出す声にキーが設定されていない状態に似ている気がする。
パソコンを打つときに「A」を押したら「あ」と打てるが、僕の頭の中はその設定が少しずれているといった感じ。「A」と打ったら僕の画面には「あ」と出るけど、ほかの人には「S」と届くみたいな。

もっと客観視をしないといけない。
僕は、声の出し方が原因だと思っていたけど、実際の原因は耳だ。しかし、自分の声は骨伝導でほかの人が利くのとは全く違う音で聞こえてくるらしい。それなら、ほかの人が聞く自分の声を自分も聴いたほうが絶対良い。
いろんな工夫をして、「A」と打ったら僕の画面に「あ」と出て、ほかの人にも「あ」と届くようになりたい。

マイクを買ってみようかな。と最近すごい思う。
客観的な視点から、自分の声を聴いてみたい。そしたら歌も上手くなるかなあ。声が大きいって迷惑を掛けなくなるんじゃないかな。(迷惑っていうよりも怒られなくなるかな)

今回、音程だけじゃなく、声のボリュームも自分ではよくわかっていないんだな。ということを発見した。自分の出す声なのにそこまでわかっていないのかということに、とても驚いたし、面白い発見だった。

おそらく定点カメラで自分を客観的に観測したら、もっと自分のイメージしているものとは違う行動をとっている自分が見れるんだろうな。想像するだけで、面白そうだ。怖くもあるけど。

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