マガジンのカバー画像

SIGMA fpがほしくなるマガジン

15
読んだら思わずSIGMA fpが欲しくなってしまう。そんなnoteを集めました。
運営しているクリエイター

#写真

fpとはじめてのArtレンズ

深い森の中で偶然出くわしたその沼は、怪しげな鈍い光を水面に映し出していた。ゆっくりとたゆたう群青色の液体は、水というよりもコールタールのようなドロッとした粘度を保っているように見える。しかし、その美しくも妖艶なマチエールは、まるで呼吸をする巨大生物の肌のように蠢きながら、何とも形容し難い禍々しい引力を放っている。そして、眼の前に存在するすべてのものを、ズルズルと深い暗闇の中に引きずり込もうとしていた―。 世に「レンズ沼」と呼ばれる底なし沼が存在するという。どうやら自分も、知

SIGMA fpで解放されたもの / What was released using SIGMA fp

シグマfpを使い始めて、ソニーのカメラを使っていた時から感じていた「何か」から解放された気がする。 振り返ってみるとソニー機を使っている時は、「目で見たものに忠実に写真を撮らないとダメ」みたいな気持ちだったんじゃないか。 今、シグマfpを使って感じているのは、写真を撮るというよりも「絵を描いている」感覚に近いかもしれない。 その場の空気と自分がシャッターを押す指、そしてシグマfpが交わることで一つの創作物が出来上がる。 I started using SIGMA fp

新しいカメラ、はじめてのvlog

今年のひそかな目標、「動画を作れるようになる」を叶えるための第一歩、はじめてのvlogをつくりました。 昨年末、仕事で動画制作の依頼を受け、動画を作れるようになると仕事の表現の幅も広がるなあ・・・と思い、まずは趣味で練習をはじめてみようと、冬休みを通して機材を探していました(同僚の @shikakun に osmo pocket や GoPro を借り、アクションカメラの体験もさせていただきました。持つべきものは同僚のyoutuberです) 結果購入したのが、予算大幅オーバ

SIGMAfpをぶら下げて台湾にいってきた

年越しに行った台湾旅行を写真で振り返り。カメラはSIGMAfpで、レンズは単焦点45mmの一本。レンズカバーもつけずに(つけたり外したりするの面倒くさいのとキャップをどっかに無くしそう)首から四六時中ぶら下げてシャッターチャンスを逃さないように撮影しまくった。まだまだ慣れてないけどいい写真だけをセレクトしてみたよ。 朝6時の早朝便は辛い。でもこの朝日、やばい。 台北についてとりあえずゲットしたのがEasy Payカード。日本のSuicaみたいな扱いで、地下鉄やバスで使える

これぞオールドレンズ!的な写りを求めて、日比谷・銀座方面を彷徨い歩いた

夜のイルミネーションではせっかくのオールドレンズの「オールド感」が良く分からなかったので、もう少し明るい時間に街に出てスナップしてみました。日比谷→銀座→東京の順にぶらついています。 ※全てSMC Takumar 28mm f3.5にて撮影 まずは日比谷近辺から まずは日比谷シャンテ前のゴジラから。 オールド感が分かりません。昔のゴジラじゃなくシン・ゴジラで、周囲も現代的なビルだからでしょうか? そういえば、昔はもっと小さい古めかしいゴジラ像がこのあたりに鎮座していたと

SIGMA fpと過ごした10日間

SIGMA fp がやってきてから、約10日が過ぎた。毎日なにか撮っている。 前にも書いたとおり、今までにも何度か自分の中でのカメラブームが起こっては去っていったのだが、今回はちょっとブームで終わりそうにない。 何がこれほどまで人を駆り立てるのか。一応デザイナーの端くれとしては、まずはやはりデザインが良いのだと思う。ここで言うデザインとは、見た目上のいわゆる「スタイリング」だけではなく、その機能やスペック、使い勝手、心理的な満足度、体験価値などなど、ぜーんぶひっくるめた「

SIGMA fpを購入に至るまでのプロセスを細かく書いてみた

新しいカメラを買いました。昨年10月に発売された「SIGMA fp」。購入して2週間ほどなのですが、とてもいい買い物をしました。上記の写真は、この間に撮った一部。 世界最小のフルサイズミラーレスなコンパクトで、スタイリッシュなデザイン。直感的な操作性、何より写真の解像度の高さに感動しています。45mmのレンズを使うのは初めてなのですが、これがとても楽しい。 なるべく荷物を軽くしようと意識している自分が、常にバックに入れて歩いています。カメラの重さが心地よく感じるのはい