写真を撮るという行為は、美しい小説を丁寧に読むのに似ている
こんばんは。
神戸で学生フォトグラファーをしているGo Mitarai @otearai0312 です。
最近はnoteの更新が増えているのですが、意識的に増やしているというよりかは、例のごとくシャワーを浴びている時に書きたいアイデアが湧いてくることが多いです笑
タイトルにもあるように、昨日風呂場でふと、
写真を撮る行為は、美しい小説に浸って一文一文丁寧に読むのに似ている。
と思いました。
唐突に思い浮かんだのですが、なぜそう思ったのかを今回は紐解いていこうと思います。
1.写真と旅、日常と非日常
私にとって写真と旅は切っても切り離せない関係です。
詳しくはこちらのnoteに書いているのですが、
大学生になってからは、2ヶ月に1回くらいのペースで日本各地を旅してきました。
そもそも写真を撮るようになったきっかけは「日常の中にもっと美しさを見出したい」というものだったのですが、過ぎゆく毎日の中ではどうしてもそれを忘れてしまいがちです。
そんな時私は、大切なものを見つめ直すために旅に出ることが多く、旅は忘れていたものを思い出させてくれるインスピレーションです。
そうして旅という非日常から帰ってきて、改めて日常を丁寧に生きることができるのです。
2.小説の力
心が荒んでいたりちょっと疲れたりしている時は、美しい小説を読みたくなります。
とりわけ色々な作家の作品を読んできたわけではないのですが、村上春樹さんの小説はお気に入りで、阪急電車に揺られながらページをめくるのが幸せなひとときです。(東野圭吾さんも昔から大好きなのですが、こういう時に読むのは違うんですよね笑)
小説を読むことによって日常の機微に対して敏感になれると思っていて、そういう状態こそが私にとって幸せであると考えています。
ここでようやく写真と小説の繋がりが見えてきました。
どちらも日常の美しさを教えてくれ、心豊かに生きるのを支えてくれます。
去年の夏精神的に参っていた時、青春18きっぷで西日本を往復するという写真旅に出ました。
もちろん観光地にも行ったのですが、どちらかというと「旅先での日常を丁寧に写真に収める」という行為にフォーカスしました。
また、旅のお供として村上春樹さんの「海辺のカフカ」を持っていきました。
旅先での小さな美しさに気づいた経験と、海辺を走る鈍行列車に揺られながら物語に浸った経験は、その後の日常を生きる自分に大きな活力を与えてくれました。
3.最後に
私の写真はジャンルとしてはスナップに分類されると思いますが、ゴリゴリのストリートスナップだとは思っていません。
過激なスナップは時に被写体に嫌な思いをさせてしまうと思っていて、それよりかは自分が美しいと思うものに気づいて心を潤したいのです。
だからこそスナップと風景の間のような写真になっていると考えています。
SNSでの影響力が増すに連れ、自分の写真がたくさんの方に見ていただけるようになってきましたが、これからも変わらず自分の写真の原点を大切にシャッターを切るという行為を続けていきたいです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます!
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