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増えるSDGs 今後起こりえる企業への影響は?

ここ1年~2年、見たり聞いたりする機会が急速に増えてきたSDGs。
これから企業には、どんな影響があるのか勝手に予測してみました。

SDGsマーク取得義務

ひょっとしたら既にあるのかもしれませんが、「SDGs認定マーク」のようなものを取得する企業が増えてくるような気がします。
そして、このマークを取得するにふさわしい企業かどうかを審査する審査機関に、お金を払って審査してもらい、17個の目標の中で企業が掲げる項目において基準に達していたら認定マークがもらえる。

現在のプライバシーマーク制度と同じように、国のお仕事や大手の企業と取引をする・パートナーシップを結ぶ時は、このマークが必須になり、半分強制的に取得しないと事業が成り立たなくなったり、銀行から融資が受けられなくなったりする。義務じゃないけどマークを取らざるを得ない場面が出てくると思っています。

取り組みの二極化

マークを取らざるを得なくなる企業が増えてくると、本当に「未来の地球や子どもたちの為に」と考えて、SDGsに取り組む企業とは違う企業も増えてくると思います。一時的な取引のためだったり、PRのために審査基準をクリアする企業だと、その取り組みは必ず形骸化して、真面目に未来を考えてSDGsに取り組む企業と、形骸化した企業に分かれます。

今はSDGsの概念や想いを理解浸透する段階なので、マーク取得などでハードルをあげて企業活動を制限することは無いと思います。
ですが、強制的に取り組まざるを得ない状況が、マークのような制度で作られると二極化を助長するように思ってます。

生活者から先に。

私の前職では、SDGsとは言ってませんが、かなり真面目に地球温暖化対策や、もっと良い未来を目指すことを取り組んでいます。
企業のマーケティング支援の会社ですが、SDGs思想に心底で共感する企業を増やそうと頑張りながら、率先垂範として、千葉に自家発電施設を作り、事業で使う電力や社員の自宅電力を全て補おうと供給し始めています。

そういった思想の切り口での企業発信をサポートし、ちゃんと企業の成果を出すことで、心底その思想に共感する企業を増やし、生活者を含む世の中全体で、その空気を作ろうとしています。

二極化して形骸化させないためには、「生活者を含む」ことが大切だと思います。
お客様である生活者が、SDGsの思想に共感し企業の発展に影響力を持つと、企業側としては形骸化させられなくなるし、企業内の人(生活者)も心底で共感出来れば、取り組み方も変わるんだと思います。

とはいえ、私自身も子供がいて、未来への望みもあるけれど、
まだまだPRツールのような捉え方が抜けてないなと反省することもあるんですよね。

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