見出し画像

うなぎ旅 第5回 福岡県福岡市「博多名代 吉塚うなぎ屋」

こんにちは。@go-go-unagiです。
自己紹介 → https://tabelog.com/rvwr/014114921/

今日紹介するのは、福岡市内にある「博多名代 吉塚うなぎ屋」と言うお店です。


タモリが日本一上手いうなぎというだけのことはある

このお店はとにかく名店として昔から有名なんですが、より知名度を上げたきっかけがあります。
それはタモリが日本で1番この鰻屋がおいしいと言っていたこと、
あと、SMAPが福岡ドームでのライブの公演の時にこの店に訪れて食べたと言う逸話が結構有名でして、
この2つのエピソードから、「福岡といえば博多名代 吉塚うなぎ屋」というイメージが定着したかと思います。
(タクシーの運転手さんに熱くご指導いただきました)

最近はインバウンド影響でさらに待ち時間が

さて、そんな有名店の吉塚うなぎ屋なのですが、数年前に訪れたときには、もちろん列はできているんですが、20分ぐらい待つだけで中に入ることができました。
休日であってもです。

ですが、つい一ヶ月くらい前に食べたくて再訪しましたら、整理券もらってから30分たっても全然呼ばれる気配がなく、飛行機の時間も迫っていたので、泣く泣く諦めたということがありました(休日の13時頃)。

数年前との違いとしては、海外のお客さんの多さにあります。
前に来た時とはぜんぜん違います。

なので、もしこの店に行きたいなと言う方は、なるべく開店直後に行くことをお勧めです。
食べログには、平日であれば予約可能と言うことも書いてあるので、平日に行かれるなら、念のため電話してみるのもありかなと思います。

また、アクセスに関しては、天神からも歩いて行きますし、博多駅からは歩いて行くのは遠いですが、バスでも電車でもすぐにアクセスできます。
とても立地が良いです。

2009年に建て替えられて席数が多い

さて、店内に入りますと、とにかく席数が多いのに驚くと思います。
2009年に改装されたらしく、建物も比較的新しいです。
回転率は非常に高い方かと思います。

接客に関しては、まぁこれだけ忙しいお店ですので、日本料亭なうなぎ屋さんのような丁寧な感じではなく、アルバイトの子がやってるのかなという感じがします。
ただ、もちろん問題なく接客していただけますし、テキパキやっていただけます。

福岡のうな重はご飯とうなぎが別皿になる!

メニューに関しては、うな丼とうな重があります。
これ、他の地域の人間からすると、結構珍しいなと思います。
福岡というか、九州全体なのかもしれないですが、うな重と言うと、うなぎとご飯が別々に出てきます。
東京のうな重であれば、お汁の中にご飯とうなぎが一緒に入っていますが、そこが大きい違いです。

なので、関東や関西のように、ご飯の上にうなぎを乗せて出してもらいたい場合は、うな丼を選んだほうがいいかなと思います。
(私ならうな丼を選びます)

あとうなぎ茶漬けという珍しいメニューもあるので、これを頼んでみるのもありなのですが、
個人的にはうなぎ茶漬けだと、うなぎのおいしさが出汁によって流れ出てしまうところもあったりするので、
博多名代 吉塚うなぎ屋に行って、うなぎ茶漬けだけを食べるっていうのは少しおすすめできないです。

独自のパリパリ食感と圧倒的な旨み

この時は肝焼きをオーダーしたのですが、
非常に柔らかくて、そして臭みが一切のない上品・上質なレバーを食べているようでした。

そして、蒲焼についてはこのときは「うな重」をオーダーしました。
味については…
結構意外で、食感が「パリパリした」感じがしました。

関西風の地焼きの場合だと、他の九州のお店も含め、「パリフワ」食感が多いんですけれども、このお店は「パリパリ」という感じです。

その上、苦味も強め。
ただ、悪い苦味ではなくて、良いアクセントになるような苦味になっていて、うなぎの旨みと味の濃さをさらに際立てます。

正直に、僕の個人的な感想として、福岡の中では1番おいしいのかなっていうのが、今でも思っています。

ここがもっとよければなという点を、あえて言うと、ご飯が結構柔らかい点が挙げられます。
個人的には、このパリパリなうなぎに、固めのご飯の方が合うのかなあと思いました。
ただ、パリパリのうなぎに対して、一緒に食べるご飯の量を少なめにして食べてみることで、組み合わせがグッと改善します。

というのも、うなぎの味が結構強いので、少量の柔いご飯とうなぎが絶妙に口の中で調和が取れるのです。

そして、そんなこんなのことを考えているうちに、うなぎもご飯もあっという間になくなってしまいます(笑)

それでもってお会計が…
なんと、うな重の1番大きいサイズでも3000円台。
(今だったらちょっと値段上がってる可能性があります)

味が良すぎる上に、コスパも良いって、強すぎる…

ちなみに、ここの肝吸いめちゃくちゃうまいです。
山椒の葉が入っていて、これも珍しいですよね。
お吸い物から上品に山椒の香りがします。
ここもぜひお見逃しなきよう…


焼き方などに他店と大きな違い

さて、ここから雑学になります。
博多名代 吉塚うなぎ屋は、焼き方が少し違うらしいです。

「こなし」という焼き方です。

「こなし」とは?なのですが、
なんとうなぎを「焼きながら揉んで叩く」ということをするらしいです。
イメージが全くつきません(笑)
私もそれなりにうなぎ屋さんに通ってますが、こういう作り方してるうなぎ屋さんあんまり聞いたことないです。

あと、このお店なんですが炭火を使っていないんですね。
名店と言われるお店ほど、炭火を使ってうなぎを焼くお店が多いのですが、このお店は違う。

私たちは、うなぎにしても焼き鳥にしても、「炭火じゃないと美味しくない」ってどこかになんとなくイメージを持ってしまっていると思いますが、
博多名代 吉塚うなぎ屋のうなぎを食べてみると、本当にそういうのって関係ないんだなっていうのがよくわかると思います。

ぜひ皆さんにも福岡に寄ったら、博多名代 吉塚うなぎ屋に行っていただきたいなと思います。
水たきやもつ鍋も、もちろんおいしいんですけれども、
あえて関東でも関西でも食べられないうなぎが待っていますので、ぜひ立ち寄ってもらいたいと思います。

それでは、次回もお楽しみに。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?