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博士がゆく 第25話「初めての学会発表-要旨記入編④」

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それでは本編をどうぞ。
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前回のつづきから)

いざ学会要旨を書いてみようとするものの、何から書いていいのか全然思いつかない。博士(ひろし)はいつも通り、まずはグーグルに答えを聞いてみることにした。

『要旨』と入力した時点で『要旨 書き方』が候補に出てくるということは、同じ悩みを持つ人が少なからずいるということか。自分だけが悩んでいるわけじゃないと知り、少しホッとするが、博士の問題は何も解決していない。

いくつかのウェブページを見てみたが全部似たようなことが書いてあって、例文が載っている仕様だった。例文を使えば簡単に書けるかな…?と考えている間にふとひらめく。

昨年ウチの研究室から学会発表した人の要旨を見ればいいのか?

指導教員は去年も同じ学会に出ていたような気がする。おそらく誰かしら先輩が学会発表していたのではないだろうか。

急いで昨年の学会ホームページを探して「要旨集」のページを見つけた。pdfファイルをダウンロードして指導教員の名前をページ内検索する。

見つけた。

やはり昨年も学会発表を行っている。さらっと全体を読んでみると【背景】はそのまま使えそうだ。【方法】【結果】【考察】【結論】はもちろん博士の研究とは異なるが、文体はそのまま使えるだろう。

いける!

文章全体をコピーして、要旨を博士の研究内容に沿う形に修正する。要旨を見つけてから1時間ほどで博士の要旨は完成した。メールに添付して、学会員への登録が必要なことも記載してメールを送る。

これで一段落。帰る前にコップを洗おうと冷えたコーヒーを胃に流し込む。コーヒーはいつもよりひどく苦い気がした。

(つづく)

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