オペラ体験
10時起床、10時半出発、12時から稽古場下見、東京駅で本を読んで、18時からオペラ。
いつも、早く目が覚めても布団の中でだらだらとしてしまい、結局布団から出るのは出発30分前。本当は早く起きて、出る前に色々したいのに・・・はぁ。ここ、私の要改善ポイント。
GMBH(ゲーエムベーハー) 鷹野梨恵子です。
役者であると同時にシェイクスピア作品を上演する《イエローヘルメッツ》と私の家族と創るライブ《るいあばにひと》をプロデュースしています。
今日のメインイベントは、弟・鷹野景輔出演のオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』!!
クラウドファンディングで見事100パーセントを達成し、チケットも完売したらしい!すごい!!
内容は、これから配信もあると思うので詳しく書きませんが、、、
わかりやすく、楽しかった!!
なにより、これがいっっっっっちばん大事だと思うけど、音楽のクオリティが高い!!
なによりもそこよね。オペラ観に行ってるんだもん。
物凄く豊かな時間でした。ごちそうさまぁ~~~!!
今回の公演を企画した【オペラミルフィーユ】という団体のクラウドファンディングのページに
“昔のもの”“長い”“高尚”“言葉がわからない”
を解消して、低価格でいいものを創る!と書いてあって。
ここから先は、私の活動の話になりますが………
私も、イエローヘルメッツにできることって、
”昔のもの”“長い”“登場人物覚えられない”
そういう部分がネックになってシェイクスピア作品と出会う機会を逃している人達に、シェイクスピア作品や演劇と出会うきっかけを与えることなんじゃないか・・・と考えているので、なんだかそのページを見て親近感を抱いたのでした。
現代的な解釈での上演、シーンの大幅なカット、登場人物のデフォルメ・・・そういう安直なこともどんどんやろうとして、実際にやってのけて、結果原作の良さを思いっきり隠してしまっている作品に、たまに出会います。
そういう舞台を観た人は、舞台の面白さはその程度だと、わかった気になってもう二度と舞台を観ない可能性もあります。
だから、舞台をやる人は、
めっっっっっっっちゃくちゃ責任重大。
自分達が自分達を疑わず、安易な表現を選んで、自己満足したいだけの舞台をお客さんに見せてしまった結果、そのお客さんが舞台の魅力に気付けず、将来素晴らしい舞台に出会えたかもしれない可能性を潰してしまうことになりかねない。
そのことを自覚して作品を創らなければならないなぁと、つくづく思うのです。
自分のやっていることが、
原作をより面白くしようとして脚色しているのか
原作をただわかりやすくしようとして壊してしまっているのか
ちゃんとその目線を持って稽古に臨みたい。。。
どうしても、自分の気持ち良さや、自分が楽しければそれで・・・みたいな方向に進んでしまいがちだし、稽古をすればするほど創っているものに愛着がわいて、他にもっと面白くできる方法を探すのをやめてしまうこともあるので・・・特に、私のような楽な方向に逃げてしまう、頑固で強引な人間は自分を律していかなければ。あああああああああ。壊
だからと言って、迎合しすぎることではない。
『自分が面白いと思うのはコレだ!!お前ら、わかれよ!!』
も必要なんだけど、同時に『いや、待て。本当にこれは面白いか?』の目線も忘れないことが大切なのかな。
と、今日のオペラでの皆さんの熱意や信念やオペラへの愛情を肌で感じて、改めて自分に言い聞かせているのでした。
GMBH 鷹野梨恵子
HPはこちら。
今後も注目!!
オペラdeミルフィーユさんのTwitterはこちら
…というかこのTwitter、さっき初めて見つけたんだど、ちょいちょい内容と関係ない動画がめっちゃ面白い。なんだこれ。
見逃してるやつしかないから、明日からの楽しみにします。笑
今日出演した弟。Twitterはこちら
この時より大分細くなって、かっこよかった。(姉バカ)