00年代の曲を不意に聞くと高まっちゃう人、全員yaiko(矢井田瞳)ミニアルバム『beginning』聴くべき
yaiko(矢井田瞳) 3年半ぶりのミニアルバム『beginning』!
2019年8月14日、ヤイコの日(8月15日)をおそらく狙って発売されました。
今回収録された4曲のうち3曲が過去リリースした曲のセルカバーとなっており、新曲は1曲のみ。
実はこのアルバム、名義をyaikoに(一時的に)変更したことからも伺えるくらい、テイストが変わっています。
アルバムリリースの2ヶ月ほど前、「高高-takataka-」というギターデュオと組んでいることが発表されました。
ただ、その新企画、事前告知はこれだけ。
"矢井田瞳"でなく"yaiko"での出演ってどゆこと!?
新しい形ってなに????!
あまりにも少ない情報のなかで、不安に思っていました。
なんか、高高-takataka- って若めの男性二人組でアコギを得意とする人たちと組むらしい...
いや全然わからないよ…
大阪府で開催される高槻魂!!2019へ行く予定もなく、ライブでお披露目された情報も詳細はよくわからないまま、悶々と発売日を待つ日々。
とはいえファンなので、予告の動画を観たらいろんなことがどうでもよくなって
「アレンジされてるぅ〜!かぁっこいぃ〜〜〜!!!!」
とエンドレスリピート。能天気か。
限られた情報にしがみつきながらただひたすらに待って、
待ちに待ったミニアルバム『beginning』リリースの日を迎えました。
4曲、泣き通しました。
リリース前の不安はなんだったのよ。
すでにリリースされた曲のアレンジをかけたもののリリースなので「曲に自分の思い出を重ねてるんでしょ」と思われそうですが、そうじゃない。
わたし、とにかくヤイコの声が好きなの。それだけ。
好きすぎて、声聴くだけでびゃんびゃん泣ける。
もちろん曲に思い入れもあるので、全曲並べてみてみましょー!
1. いつまでも続くブルー
流行りのポップスのように言葉を詰め込まない新曲。
夏リリースを狙っていたかのような突き抜けるさわやかな音に対して、歌詞はストレートに明るさを描いていない。
ままならない世界を描いたうえで「次いこ、次!」と励ますのが彼女なりの励まし方。マイダリでの明るいイメージが強いけれど、本当は根明じゃないんですよね。
これはレースじゃないし
そもそもゴールなんてない
これがヤイコちゃんの「今の」人生観。
トップを走り続けることの難しさに直面してから選んだ音楽の、人生の歩き方。
2. My Sweet Darlin'
「私の名刺のような曲」
とヤイコが語る言わずもがなのヒット曲。
聞きなれたサビが、原曲さを残しながらも変えて明らかに異なるアレンジになっているからドキっとする。
最後に「いつもの」サビになる変換で更にドキドキさせられるのもいい。
youtubeでは聴けないので、ダウンロードでもCD購入でもいいから、最後まで聞いて欲しいアレンジ。
この曲でヒットしてから曲作りに「マイダリぽい曲を」と求められ、ライブや音楽番組でもマイダリばかりを求められたヤイコ。
一時期はそれに縛られていて苦しそうな印象があったけれど、今は「この曲があって良かった」と思っているから、この原曲ぽさを残したアレンジにしたんだろう。
限定版のススメ
上にあげたyoutubeの動画で猫がちらほら出てきていますが、最後なぜか「等間隔で散らばった大量の猫と共に歩く」というインパクトある面白シーンが出てきます。
前述の「いつものサビに戻る」大サビも含めてぜひ楽しんでほしい!
限定版付属のMusic Video フルバージョンで観ることができるので、そちらがかなりおすすめです。
3. How?
ヤイコちゃんのデビュー曲。
My Sweet Darlin' の収録がファンのためだとしたら、この曲はヤイコが自分のために収録を希望したんじゃないだろうか。それくらい、折にふれて彼女はこの曲を「デビュー曲です」「この曲がなかったら始まらなかった」と語り、ライブで頻繁に演奏する。
『Beginning』というタイトルにあるように、始まりを表すには彼女にとってこの曲しかないんだろう。
発売と同時に1曲フルで聞けるMusic Videoも公開されました。
こうやって弾くのか!と驚く高高-takataka-のプレイも楽しんでください。
4. Life's like a love song
「ライブでお客さんに育ててもらった曲」。
そうyaikoが語るくらい、ライブで欠かせない曲だ。
いろんな曲が、ライブの定番になりかけた。でも、ライブにおいてこの曲を超えるものは出なかったんじゃないだろうか。
中学生でまだヤイコのライブに行けたことのなかった頃のわたしは、ライブ映像で
「ララライララライ〜♪」
お客さんとヤイコが一体になって大合唱している姿を見て、いつか自分も...!!と強烈に憧れていたのを、今でも覚えている。
ココロと体を強く
あっという間に爆売れして翻弄されたヤイコがきっと、何度も自分に言い聞かせた言葉。
わたしも辛い時、何度もこの言葉を思い浮かべた。
ヤイコとファンをしっかりと繋ぐ曲。
アレンジをするにあたりこの曲を入れ込むところに、ヤイコのファンへの愛を感じてしまうわたしなのでした。
このアルバムはオリコンデイリーランキング8位にまでくいこんだり、久しぶりにテレビ番組MUSIC STATIONに出演したりと活躍の場を広げるきっかけになったことは既に「夢は逃げない、逃げたのは誰だい -矢井田瞳-」で書いた通り。
2019/12/25 クリスマスには名義を矢井田瞳に戻したニューアルバム『Keep Going』の発売の告知がありましたーーー!!!!!
こちらも新曲は1曲で、過去曲のリアレンジをまとめたものとなっているそうです。
2020/2/12 リリース予定。どきどき!
そしてそして、このアルバムの中からメジャーデビューシングル「B'coz I Love You」がプレリリース!
こちらも高高-takataka- コラボでリアレンジされていて「アコギでここまでカッコよくできるのか!」「ヤイコにしてはコーラスが多めだ」など、非常に楽しめる一曲に仕上がっております...🤤
個人的にはヤイコの力の入った「hey hey hey hey」が定番のフレーズをライトに歌っていて、着実に大人になっていることを感じました。(コアすぎて伝わらないポイント)
他にも、「My Sweet Darlin'」の次に有名な「Look Back Again」など元気の良いシングル曲が収録されると発表されているので、めちゃめちゃ楽しみ〜〜〜!!!!
『beginning』リリース時のタワーレコードインストアライブで初披露された「I'm here saying nothing」が良すぎてライブ中号泣した思い出があるので、アルバムを手に入れたらじっくり浸りたいと思います。好きが溢れる...。
初回限定版のDVDも、貴重すぎるんじゃないかとわたしの中で話題です。
また初回限定盤の付属DVDにはデビュー直後に日本とイギリスで行われたライブハウス公演や、日本のドーム公演など、2000年から2008年までに矢井田が行った数々のライブからセレクトした29曲分の映像を収録。副音声には矢井田本人が当時を振り返るオーディオコメンタリーが収められる。
引用元:デビュー20周年の矢井田瞳、人気曲の新録バージョンと新曲収めたニューアルバム発売
そ、そんな青春ぶり返しで泣かせに来ることある...!??
20年総まとめではなく、"2008年まで"というところに、リアレンジもあと10年分が控えてるのかなと期待してしまったりしてしまう今日この頃です。
そんなミニアルバム『Keep Going』を引っ提げたツアーも発表されていますので、ぜひ楽しんで欲しい!
東京でまだチケットがあるのは2020/2/14 浜離宮朝日ホールでの公演。
ここは一度行ったとき、あまりの音の良さに感動したのでガチおすすめです。
音のシャワーを浴びてるような気がして、すっごい気持ち良かったんですよね...。あの幸せはぜひ体験してみて欲しい...。
他にも大阪、福岡公演もまだチケット買えるんじゃないかな?まだ買ってない方、チケットサイトへ行ってらっしゃい!!
サポートありがとうございます!値段のないところにお金を出してもらえるって、本当にありがたいことだなぁと感激しています。大切に使って、そこから得たものを書いて恩返しさせてください。