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名言や格言を全く欲していないときに読むもの

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2018年3月の記事一覧

わたしが初めて夢中になったおじいさん - イエスマン "YES"は人生のパスワード (YES MAN) -

わたしが初めて夢中になったおじいさん - イエスマン "YES"は人生のパスワード (YES MAN) -

イェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエス!!!!!!!!!!!

思い出すだけでも大ジャンプしたくなるような
楽しい映画を観ました。

YES MAN

2009年に日本公開された映画です。
ヒット作なので「今更観たんです」という恥ずかしさ満載ですが、
この映画に出てくるテレンスというYESセミナーの代表(おじいさん)にぐっときてしまったので書きます。
前半は丁寧に書きますが、だんだんテ

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「普通」の人が追いかけたくなる無数の「欲望のかたち - 娼年 callboy 石田衣良 -

「普通」の人が追いかけたくなる無数の「欲望のかたち - 娼年 callboy 石田衣良 -

なんだ発情期か?と思われてもおかしくないラインナップになってしまいましたが、
最低。 (角川文庫)の次に読んだのは
娼年 (集英社文庫) 。

20歳の浮つきを微塵も感じさせない大学生・リョウくんが主人公。

どれくらい浮ついていないかというと、プロローグが終わり、本編開始から数ページで

「そうだね、女なんてつまらない」
女性だけではなかった。大学も友人も家族も、世の中すべてつまらない。
そのこ

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真に描写されていたのは、「応援されやすい人」の人柄なのかもしれない。- 最低。 紗倉まな -

真に描写されていたのは、「応援されやすい人」の人柄なのかもしれない。- 最低。 紗倉まな -

最低。 (角川文庫)

いちセクシー女優の道を飛び出して、躍進目覚ましい紗倉まなさんの小説デビュー作。

さすが映画化されただけのことはあり、キャラクターがちゃんと立っていてのめりこめる短編集でした。

本編も面白いのだけれど、特に読み応えがあったのは「あとがき」。

あとがきでグッと引き寄せられたなんて、過去の記憶にはなく、最後の最後に更にのめり込んでしまいました。

書きたいものがどれだけあっ

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