【漫画】得意不得意６「泳ぐのが得意！」
なぁ。お前得意なことなんかある？
うーん。どうだろう。毎日お花にお水をあげてることぐらいかな？勇太は？
俺は、とにかく泳ぐのが得意！「今からプールで宝探し対決をします！」って言われても、スイスイ泳いで、一番最初に宝を見つける自信がある！
それは凄いな。僕なんて、泳ぐどころか、水に顔つけるのがやっとぐらいだよ。一体どうやったら、そんな泳げるようになるの？
言って、俺もタイムが早い訳じゃないけどよ。とにかく泳ぐのか好きで、夏休みなんか毎週近所の市民プールに通ってたな。ま、本当は毎日でも行きたかったけど、そこまで入館料払えないし。
なるほど。そりゃそこまで好きだったら、普通に泳げるようになるわ。けど、仮に好きだったとしても、僕はそこまで上手くなる自信ないな。だって僕の場合、クロール泳ごうと思ってもいつの間にか平泳ぎになってるもん。
ま、夏休みに学校の水泳講習にも参加したりしたしな。体育の先生がマンツーマンで教えてくれたから、短期間でめっちゃ上達したぞ。クロールのフォームとかもちゃんと指摘してくれたし、超有意義ば時間だった。あれは、今でも人生で一番良い経験の一つだな。
それは良い思い出だね。やっぱり、泳ぐのが得意な人は、それなりにみんな練習してるんだな。僕は、学校で講習会があったのすら、ちゃんと覚えてないや。もっと真面目にトレーニングしておくべきだったかな？
でも、良いな勇太さんは。他人に誇れる特技があって。僕なんか、人にアピールできること一つもないから。
は？何言ってんだ？
お前は人を褒めるのが得意だろ？それ以上に魅力的な特技。他にあるか？ま、お前が褒めるのが上手過ぎるせいで、逆に俺が暴走しちまうのが困りどころだがよ。
勇太・・・！
よっ！出ました日本一！！ってことで、お腹が空いたから、泳いでタイまでマンゴー買って来て！
急に褒めるのが下手！てか、美味いマンゴーぐらいスーパーで普通に買えるだろ。変なところで俺の特技に頼るな！！
おしまい。
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