【漫画】本当は優しい子猫さん29「シマの飲み会」【スコティッシュフォールド|マンチカンキャラクター】
ふぅ。今日も仕事疲れたな。もう寝ても良いけど・・・
始めましょうか「晩酌タイム」!!
ヒャッホー!この時間があるからこそ、どんなに毎日仕事が忙しくても、元気に乗り切れるってもんだぜ。
今日はさっきコンビニで買っておいた、焼きししゃもとビール。これで決まり!
さ、撮り溜めしておいた映画でも見ながら、今宵も始めるとするかな。フフフ。
あっ!シマ今からお酒飲むの?ちょうど、僕もお酒飲みたい気分だったんだ。僕も一緒に混ぜてよ。
おいおい。急にどうした?お前普段酒なんか全然飲まないじゃないか。
たまには良いでしょ?気分転換。
けど、お前酒が一滴でも入ったら、すぐ腹踊りし出すだろ?そんなやつ相手に「はい。お酒どうぞ!」って笑顔で晩酌できるかよ?
大丈夫、大丈夫!最近僕も大人になって、アルコールに強くなったから。
はい、嘘。良いから、子供は大人しくコーラでも飲んで起きなさい。冷蔵庫にまだ残ってるだろ?
むぅ。シマ本当意地悪なんだから。
じゃあ、なんで今日のお前は酒が飲みたいんだ?俺への嫉妬か?
それは。
僕お酒が飲めない分、いつも夜にシマとゆっくり話す機会を失ってるから、なんだか寂しくて。だから今日は、頑張って僕もお酒を飲めば、シマと一緒にお話できるかなって思ったんだ。
やっぱり、お前は優しいなぁ。
そんなことなら早く言ってくれれば、良かったのに。良いぜ。酒を飲まない奴でも大歓迎。俺主催の飲み会はな!
シマ・・・
ありがとう!
それで、俺がまだ新入社員だったころ、上司と一緒に外回りに言ったんだが、その時の俺のフォローが凄まじくてな。乗り気じゃないお客さんもどんどん、俺の言葉に引き込まれて「契約します!」って落ちて行くのよ。それで初日から俺は「営業の神様」なんて社内で呼ばれ初めて・・・
へー。それはすごいね。
(シマって、お酒飲むとめっちゃ一人語りするタイプの人間だったのね。全然知らなかった。)
じゃあ、僕明日も仕事だから、ここら辺でそろそろお暇させてもらうよ。
待て。俺の話がまだ終わってない!
それで、あれは確か入社二日目だった。外は雨が降っていて・・・
2時間話して、まだ二日目?一体いつになったら、話が終わるの?
こんなことなら、最初からシマの飲み会に参加するんじゃなかった。トホホ。
おい。ちゃんと話を聞け!
ハイ!すいません!
おしまい。