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【漫画】ハイスクールシンドローム17「走り高跳び」

前田。次の授業何だっけ?

走り高跳びだろ。また、二列に並んで、ぽんぽんバーを飛ばされるんじゃね?

走り高跳びか。棒の力を利用して「ぐい〜ん!」って、バーを跳ばされるやつな。

それは棒高跳び!俺もいつも名前ごっちゃになるけど!てか、お前先週も普通にやったろ。

走り高跳びって、簡単そうに見えて、案外難しいんだよな。ジャンプするだけなのに、意外と高さが足りなくて、すぐにケツにガツン!

ハードル走みたいに、まっすぐ突っ込むわけじゃなく、一度体を横向けにしなきゃいけないのが、結構何度高い。跳ぶ前は、「は?あれぐらいの高さ余裕だろ。俺を舐めてんのか?」って思っても、いざ跳んだら、棒に当たって失敗。

それに、バームクーヘンがまた厄介なんだよ。普通に跳ぶのすらレベル高いのに、さらに「横向きに回りながら跳べ!」とか指示してくる。マジで、「俺たちの運動能力どんだけ高いと思ってんだよ!」って、逆にツッコミたくなるぜ。

バームロールな。確かに、バームロールって、頭の中で自分が、跳んでる姿をイメージしにくい。できても、鉄棒の「豚の丸焼き」みたいに、自分がこんがり美味しそうに焼けてる姿しか、頭に浮かんで来ない。

ま、でも跳べたら跳べたで、めっちゃ気持ち良いから、普通に好きだけどよ。ほら、もし100メートルとか跳たら、クラスの男子にめっちゃ自慢できるし、女子からもモテモテじゃん?

100メートル跳んだら、体育館の屋根突き抜けるわ。てか、女子にモテモテって、小学生か。だが、お前の言う通り、達成感はあるな。本当に得意なやつには流石に敵わないけど、自分なりに目標設定して、達成できるように頑張るのは、中々スリルがあってお面白い。

よし!そうと決まれば、今日から競争。俺とお前、どっちの方が高く跳べるか、真剣勝負な!

ほう。随分な自信じゃないか。今までお前が俺に勝てたこと、一度もねーのによ。

確かに勝てねーかも知れねーけど、お前とバトルすること自体が楽しいからよ。俺にとって、お前は永遠のライバル。目指すべき、金の星だからよ!

じわっ・・・!

おいおい、何言ってんだ?お前が俺のライバルだと?図に乗るな!俺はまだまだ、初心者ビギナーなんだから。

めっちゃ腰低!さっきまでの自信は、どこへ行った?戻って来い、ハードル下げるからよぉ!

おしまい。

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