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【漫画】JKサバイバー13「シャープペンシル」
明日の日本史の授業どうしよう?
日本史?あぁ、そういえば美咲この前、「西暦何年かなんて知らんっちゅうねん!」って言ってったな。
でも、シャーペンがあるから大丈夫!
そんな単純な・・・。
だって、シャーペンがあれば、どんな長文もバッサリ解決!「全ての文房具は、シャーペンに始まり、シャーペンに終わる」ってナポレオンが言ったように、まさに、シャーペンは攻撃の要。
絶対言ってねーだろ、そんなこと。ま、でも確かに「文房具何から揃える?」って訊かれた時に、真っ先に思い浮かぶのはシャーペンだな。せっかく授業受けてても、書くものがなかったら、ただ座ってることしかできねーし。
当然、「シャーペンなら何でも良い」ってわけじゃない。特に私がこだわってるポイントは、グリップの柔らかさ、軸の太さ。グリップが硬いやつだと、3時間目ですでに手が痛くなって来るし、軸が細いやつも指にペンが食い込む感じがして、使いづらい。
それは俺もわかる。いくら機能面が優れてても、持ちにくかったら、買うまで行かない。実際に売り場で、フニフニグリップ部分のゴムを触ってみて、感触を確かめてから買うのが、ルーティーン。
何より、高校生にとって、シャーペンは車みたいなもの!自分を表すステータスシンボル。町内会でもらった70円ぐらいの安っぽいシャーペンよりも、シルバーギラギラ金属製の見るからにイカツイやつの方が「ふふん。どうだ俺の自慢の愛車は?」って、思いっきりドヤリングできる。
まぁ実際、文房具にプライドが宿るのはあるあるだな。使い勝手は知らんが、無駄に凄そうなシャーペンを取り敢えず買ってみるやつ。毎日絶対使うものだし、キリッとした姿で日々勉強に勤しむためには、やはり「俺ってカッケー!」って思えるような、最高のペンを持つのが一番ってことだな。
よし、じゃあ早速今日もお願いしますよ。シャーペンさん!黒板から迫ってくる、無数の文字たちを、バッサバッサとなぎ倒して、我が心に安寧をもたらせ!
書くのはお前自身だろ。ま、良いペンを持っとけば、それだけスイスイ書ける。ペンを剣のようにひるがえして戦うのも悪くないな。
あ!
なんだよ急に大声出して。まさか、あまりに酷使し過ぎたんで、とうとうシャーペン本人に愛想つかされたか?
今日友達に貸したまま、返してもらうの忘れてた!
仕方がない!今から電話して、返すように要求するか。「もしもし、私メリーさん。今あなたのマンションの4回にいるの・・・」
何でホラーテイストなんだよ!てか、シャーペンぐらい普通に予備があるだろ。今はそれを使え!!
おしまい。
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