【漫画】カウントダウン6「雪が降るのが待ちきれない」【無料キャラクター漫画|ヤマセミとカワセミ】
あぁ、ダメ限界!もう、待てない。
一体何を待ってるの?
雪が降るのが待ちきれないの!
雪か。確かに今年はまだ降ってないね。でも、どうしてそこまで雪が待ちきれないの?
だって、雪ってワクワクするじゃない!まさに、天からの贈り物って感じ?滅多に見れないから、特別感半端ない。まるで、宝くじに当たったみたいに、大きな感動がある。
そうかなぁ?僕は雪国育ちだから、逆にそこまで感動するイメージはないなぁ。雪が降ると、道歩くの大変だし、とにかく学校がある朝は「除雪車早よカモン!」って感じ。
それに、雪が降ると子供の頃を思い出して、懐かしい気分になれるだろ?前に日の夜に、「明日雪降るかなぁ?」って、親と一緒に天気予報とにらめっこしながら、寝ている間に雪が降るのを待つ。
それは確かにあるわ。僕もちっちゃい頃は、よく雪で遊んだな。朝一番、親よりも早く起きて、家の前に積もった雪で、兄貴と一緒に雪だるまを作る。考えてみれば、あの頃は気合い入ってたな。
何より、雪が降ると、辺りが真っ白になるのが衝撃的だった。だって、朝起きたら、普段見てた家の周りの景色と、全然違うんだもん!まるで、寝ている間に、いつの間にか夜行列車に乗っていて、全然違う異空間まで飛ばされてしまったみたいな驚きがある。
僕も今思い出したよ。昨日まで賑やかだった街が、一晩で一気に白と黒の世界に変わる。神聖な感じがして、思わず外の銀世界に体が吸い寄せられる。
あぁ、何で今年はまだ雪が降らないんだ!俺への嫌がらせかよ。ったく、喧嘩ならいつでも買うぜ!
誰に言ってるの?でも、降ったたら降ったで逆に困るんじゃない?
は?どこが?俺の雪の思い出は、子供の頃で止まったまま。だから、アップデートしたいんだよ。一番の友達のお前と一緒にな!
ヤマさん・・・!
わかったよ。ヤマさんがそこまで言うなら、一緒に行くっかない。ブリザード降りしきる、極寒の南極へ。
南極って、いきなりハードル高過ぎ!てか、南半球だから、逆に今は向こう夏じゃね?
おしまい。
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