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【漫画】ハイスクールシンドローム10「家庭科」

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前田。次の授業何だっけ?

家庭科だろ。今日調理実習の日だぜ。

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調理実習か。言っとくが俺は料理が超絶得意だぜ!なんせ卵か片手だけで割れるからな。

自慢するとこそこか!けど、確かに卵の片手割りは男子の永遠の憧れ。よく一人でこっそり練習しがちだよな。でも、あいにく今日は肉じゃがだから、卵の出番はなさそうだぞ。

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安心しろ!もちろん肉じゃがぐらい、完全にカバーしてる。野菜を切って、鍋にぶち込んで、あとは煮るだけだろ。作り方はもう完璧に理解してるって。

何、その全く理解してなさそうな作り方の説明。ま、でもさすがにプロの味とまでは行かなくとも、一応ちゃんとしたレシピもあるし、味さえ上手くまとめれば、俺たちでも普通に美味いやつが作れるんじゃないか?

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問題はどんな肉が準備されてるかどうかだな。野菜は持ち寄るように言われてるけど、肉だけは完全向こうが用意。一体どんだけ美味い肉が食えるか楽しみだぜ。黒毛和牛か?それともオーラ全開、松坂牛?

肉じゃが作るのに、そんな高級な肉要らんだろ。でも、肉をがっつりいただきたいのも事実。やっぱどんな料理でも、肉がないと盛り上がりに欠けるからな。

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けど、ぶっちゃけ俺は、どれだけ料理が失敗しようが、肉が入ってなかろうが、別に飯が食えりゃ問題ないがよ。

あれ?随分謙虚だな。お前飯食いに行く時は、どれが一番美味そうか、小一時間ずっと悩みに悩み抜いた末に、注文するのに。

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だってお前が作った飯なら、たとえどんな味でも笑って許せちゃうもん。

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キュン・・・!

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言ったな。じゃあ今日のメニューは、お前の皿にだけ、こっそりデスソース山盛り入れてやろっと!これで明日から家庭科室にガスコンロは要らないな。なんせお前の口の火がコンロ代わりになるから。

いいぜ、いくらでも鍋を沸かせてやらぁ!って、どんだけデスソース入れるんだよ、三日三晩口から火を吹くとか、マジやってられねーぜ!!

おしまい。

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