【漫画】JKラグナロク3「委員決め」
明日も予定がいっぱいだぁ。
なんだ?まさか、放課後、誰もいない図書館で彼氏と、図書館デートか?
まさか、私の王子様は、櫻井秀介さま、ただ一人だけなんだから!
あぁ、お前が好きなアニメのキャラな。あ、「キャラ」とか言ったら、ダメだったな。すんません。
明日、ホームルームで、クラス委員をみんなで決めるの!
なんだ、一番ウザいやつじゃねーか。「いかにして、委員から外れるか」を必死で試行錯誤するやつ。
何言ってるの!委員決めほど、ワクワクするものは、他にないでしょ。私はなんとしてでも、今期も美化委員の座を手に入れたいの!
美化委員か。ま、直美は真面目だからな。俺だったら、美化委員とか絶対嫌だけど。だって、放課後呼び出されて、中庭の掃除とかさせられるじゃん?
それこそ、最高の誉でしょ!「学校の「美」は、私たちが守ってます!」って、我が校の生徒たちにアピールできる、数少ないチャンス!
超意識高いじゃん。まぁ確かに、直美みたいに几帳面な人が、毎日掃除を頑張ってるからこそ、学校の平和が保たれてるんだもんな。そう考えると、全国の美化委員さんたちに、もっと感謝しねーと。
何より、ただ単に、掃除するのって楽しいしね。「よっしゃ!今日もゴミ袋パンパンまで、ゴミを集めてやったぜ!」みたいな、妙な達成感がある。
言われて見れば、ゴミ拾いは、ある種、ゲーム的な要素も含んでるな。「ゴミ袋がいっぱいになったら、ゲームクリア!」みたいな。普段自分が「つまらなさそう」と思ってることでも、そうやって、ちょっとでも楽しめる要素を見つけられれば、一気に気分が楽になるな。
それにほら。ゴミ拾いでもしてなきゃ、不自然でどうしようもないじゃない?
ん?何がだ?なんか、他に目的でもあるのか?
サッカー部のエースをまじまじ観察できるチャンス。ゴミ拾いしてる時ぐらいしか、他にないでしょ?
結局イケメンか!!
大丈夫。今更心配しなくても、直美がいつもイケメンを観察してるの、もうすでに、学校中の男子に筒抜けだから。
嘘でしょ!バレないように、イケメンの半径100メートル以内には、絶対近づかないって、決めてたのに!!
おしまい。
こちらもオススメ↓