【漫画】JK完全武装5「生徒手帳」
あら？どうしたの猫さん。そんなに、私の生徒手帳が気になる？
いや、何が置いてあるのかなと思って。
生徒手帳は、我が校の生徒である証！言わば、水戸黄門の印籠みたいなものね。
なるほど、それがあると、学校の警備も楽々掻い潜れるということか。
じゃあ、早速明日それを拝借して、亜利沙の高校にお邪魔しよっと！
猫さんが見せても、警備さんから「あら、可愛い猫ちゃん。手帳を拾ってくれたの？お利口さんだねぇ。良い子良い子！」って、頭なでなでされるだけよ。それになんと言っても、手帳にはセルフID。個人識別用にちゃんと顔写真がついてるしね。
え！？これ亜利沙の写真だったの？化粧してるから、全くわからなかった！てっきり、学校の校長先生かと。
そんな美人な校長先生なんて、普通滅多にいないでしょ？てか、そもそも、いくら化粧してるからって、流石に、「私」ってわからなくなるほどじゃないでしょ？
でも、なんかかっこいいな。制服もそうだけど、それを持ってると、「まさに組織の一員！」って感じがして。
ま、確かに一体感は生まれるわね。「私たちは、同じ高校の同志だ！」って。それに、これを持ってると、気が引き締まって、キリッとするし、この手帳を手にできるのは、一生のうち、たった３年間だけっていうのが、なんか特にプロっぽい。
でも、ちょっとだけ寂しいな。僕は高校に通えないから、亜利沙と同じ手帳で、「お揃い！」って言えなくて。
きゅん！
バカね。猫さんも入りたいなら、普通にうちの高校に入れば良いのよ！駅長にだって、猫がなれる時代なんだから、高校なんて普通に受かれば通えるでしょ？
ハイレベル！ま、僕ならなんとかなるか。なんと言っても、肉球の柔らかさには自信があるし！！
おしまい。
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