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Start up 1day ~新たな一歩を~ ヒラ&きのP&高校生たちがキャリアについて語り合う

こんにちは、TOYOTAプロジェクトの学生チームリーダーのやすとメンバーのさやです。
先日、高等学校コンソーシアム京都の「Start Up 1Day」にて、高校生たちが新たな一歩を踏み出すためのヒント得るということで、Hilaさんと木下さんが自身の学生時代から現在までの経験から「キャリアとは何か??」「やりたいことって何か??」について登壇し、お話をされました。後半では、学生とキャリアについての「?(疑問)」をもとにセッションが行われました。
 今回は、その様子をお届けしたいと思います。

目次 
1.Question内覧 「今まで見たことない世界!!」
2.イントロダクション 今日のイベントで期待すること
3.きのPからのお話「キャリアを通じて人の嫌いなところまで好きになれた」
4.ヒラからのお話「紆余紆余曲々し続けたキャリア」
5.きのPとヒラの対談「なりたい将来像の変化」
6.学生からのQによるセッション
7.オーディエンスからの感想


1.Question内覧 「今まで見たことない世界!!」

 まず、イベントを始まる前にほとんどの高校生がはじめてQuestionに来たということだったので、Questionの内覧を行いました。
 内覧をする間、高校生からは、「こんな建物初めてみた!!」「こんなところで働いてみたいな!!」という声が挙がっていていました。
 特に、今まで見てきた社会人とは、異なる働き方や会社の形が新鮮なようでした。


2.イントロダクション 今日のイベントで期待すること

Questionの内覧が終わった後は、登壇者を含めイベントに参加してくれた人たちが今回のイベントにどのようなことを期待しているかについて共有し合いました。

高校生がイベントに期待すること
・将来やりたいことを見つけたい
・自分の知らない新しい世界を知りたい
・自分の夢を見つけたい
・やりたいことを明確に持っている人の意見を聞いてみたい
・どのように社会が動いてきたかを垣間見たい
・やりたいことがあるが、実現のさせ方が分からないため、その方法を知りたい

登壇者がイベントに期待すること
木下さん:高校生が自分の人生、キャリアにとって「一歩を踏み出す」とはどのように考えているかを聞きたい

Hilaさん:高校生とキャリアと対談形式でできることにドキドキワクワクしている。みんなのキャリアのよい方向に変わるような機会になったらいいなと思う

3.木下さんからのお話「キャリアを通じて人の嫌いなところまで好きになれた」

木下さんからは、さまざまな人生のターニングポイントから自分自身のキャリアの変化についてお話しました。
 主に、ターニングポイントとその内容に関しては、、、
①大学3年生の春
大学の講義で経営者の方と話すことがあり、活躍されると言われる大人は、「好きなことを全力でしている」大人だと生活像が変化した。

②グローカルセンターに入社して2年目
新卒で働く中で、必要以上に見栄をはってしまったりカッコつけてしまうことが多かったが、何がやりたいかを改めて考え、自分らしく働き、生きることができているのかを見つめなおした。

③今、結婚と出産
「頑張る、努力する」ことが正義で、それをしない人は悪だと考えることがあった。しかし、自身に子どもが生まれることで、人間は生まれながらにして完璧であることに気づかされた。そして、何かができないということも含めて、その人は完璧であり、それは魅力であり個性であると考えられるようになった。

4.Hilaさんからのお話「紆余紆余曲々折し続けたキャリア」

ヒラからは、自身の高校時代からグローカルセンターで働くまでの生い立ちを通して、「紆余紆余曲々折」し続けたキャリアについてお話しました。
 
・中学・高校時代はイギリスに強い憧れがあり、英語を話す機会を自分から作っていた。
・ロンドンで日本語教員になって生活費を稼ぐために、現地の日本語教員資格を取れる学校に入学したが、メソッドに違和感を感じ辞めた(必死に貯めた120万円がパァにw)
・ピアニストの母親を通して「アーティスト」は経済的に苦労するというネガティブなイメージを抱いていたが、友人の母で現代美術のアーティストのお手伝いをすることになり、次第にアートの世界に興味を持ち始めた。
・3ヶ月バックパッカーをしていた時期があったが、目的のない旅に向いていないことに気づき予定よりも早く日本へ帰国。
・ロンドン滞在、バックパッカーの旅の間に改めて自分自身が日本人であることや、その文化の良さに気づかされ京都の美大に入学。
・卒業後、イギリスのワーキングホリデーの抽選に通り憧れのロンドンで暮らす機会を得ることができたが、京都で新しいアート関係の仕事の誘いがあり、京都に留まることを決めた。
・その後、フリーランスをしながら、知り合いからの紹介でグローカルセンターへ入所した。
などなど

このようにさまざまなキャリアや経験から、「一年後の自分を考えても分からない」「人生は何度でもやり直しできるし、選択肢はいくらでもある」ということを高校生に話されました。


5.木下さんとHilaさんの対談「なりたい将来像の変化」

その後対談形式でお2人それぞれの「キャリアの変化」の話に。

・それぞれ学生の時は、「裕福になりたい」と考えていたが、いろいろな大人と対話したり出会ったりする中で、経済的な裕福さではない価値に魅力を感じるようになった。

・親の期待に答えることに必死だったり、必要以上に親の期待を考えすぎて、それがプレッシャーになっていた。

・計画していたことより、偶然から生まれたことが人生にとって重要なターニングポイントになったことが多く、やるかやらないか迷うより、まずはトライしてみることが大事。
などなど

6.学生とのQ&A

そしてイベントに参加してくれた高校生とQ&Aがスタート!

Q&A内容

Q. まじめに考えすぎてしまい、やらずじまいになってしまうことが多かった。いろいろなことに手を出すにはどうしたらよい??

A. 挫折したことが多くても、やり続けていたこともきっとあるはず。意識せずともやってしまうことが何かを考えて、それをやり続けてみたら自分が本当にやりたいことが見えてくるかも。

A. 日常生活の中にやりたいことをとても小さいスケールから組み込んでみる。それができたら、できた自分をほめて一日ずつそのスケールを大きくしていくと習慣化できて続くかも。

Q. 否定的なことを言われると辞めてしまうことが多いが、それに流されず、自分のしたいことをするには??

A. 自分をいかに自分自身で肯定していくかがキャリアでは重要な要素になる。否定的なことを言われても、別の人にアドバイスをもらったり、否定的な意見の中でも参考になりそうな部分を抽出して、自分の強みにしようとすればいい。

Q. やりたいと思えることがあるが、親の自分自身への期待を考えると別の道を進むべきと考えてしまう。

A. 親は実際に子どもが何を考えているかを知らないことも多い。まずは親と真剣に自分のやりたいことについて話してみて、自分のやりたいことへの意思を表明したらいいんじゃないか。

自分たちの悩みをベースに登壇者の二人と対話をすることで、高校生自身も自分の目標とそれを達成するための道を作るにはどうしたらよいかを真剣に考えていました。

7.Yasu感想

今回のイベントを聴講する中で、自身の高校生時代と比べると、自分で真剣にキャリアに向き合おうとしている高校生がこんなにもいるということに驚きました。またヒラさんや木下さんの話を聞く中で、改めて「偶発性」と「トライアンドエラー精神」で今の自分にできることを精一杯に取り組んでいきながらキャリアを構築していこうと感じました。


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