見出し画像

【英語で学ぶ大人の社会科】コロナウィルス後の世界

コロナウィルスの危機の後、世界はどう変わるのか?サークル【英語で学ぶ大人の社会科】で扱うテーマを追加しました。


近年例を見ない感染症の世界的拡散に対して、多くの識者が声をあげています。まず、オバマ前米国大統領は「パンデミックはどう終わるか」という記事をツィッターで紹介して現状に警告を発しています。

How the Pandemic Will End

The U.S. may end up with the worst COVID-19 outbreak in the industrialized world. This is how it’s going to play out.

同様に、政治学の研究者はコロナウィルス対策の政策方針の決定において使われる言葉の定義が既に政治的であり、為政者の無意識な世界観が大いに反映されていると言います。

COVID-19 and the language of pathology: when public health vocabularies advance into parallel domains.

Jonathan White explains why analogies associated with public health tend to be used in areas unrelated to the latter, such as the economy and migration. He writes that such perspectives can often be a way to rationalise limited intervention on the part of authorities,

歴史学的な視点から「この危機をどう乗り越えるか」について解決策を提示したのが哲学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏のTIME誌の記事です。

「著作累計が2,000万部を突破した世界的歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、2020年3月15日付アメリカTIME誌に「人類はコロナウイルスといかに闘うべきか――今こそグローバルな信頼と団結を(原題:In the Battle Against Coronavirus, Humanity Lacks Leadership)」と題した記事を寄稿しました。」

TIME MAGAZINE
On March 15, Yuval published In the Battle Against Coronavirus, Humanity Lacks Leadership in TIME magazine.

ハラリ氏の著作の日本語版翻訳を手掛けてきた河出書房社がこの記事を日本語に翻訳して公開しています。

コロナウィルスの危機をどう乗り越えるのか、この1世紀の世界の感染症対策の進歩を振り返りながら、ハラリ氏は力強く主張します。

「信頼とグローバルな団結抜きでは、新型コロナウイルスの大流行は止められないし、将来、この種の大流行に繰り返し見舞われる可能性が高い。だが、あらゆる危機は好機でもある。目下の大流行が、グローバルな不和によってもたらされた深刻な危機に人類が気づく助けとなることを願いたい。」

また、ハラリ氏が日本経済新聞に寄稿した記事も「コロナウィルス後の世界」に関する示唆に富んだ指摘でした。市の指摘の中で最も重要な点は以下の二つです。

今回の危機で、私たちは特に重要な2つの選択に直面している。1つは「全体主義的な監視」と「市民の権限強化」のどちらを選ぶのか。もう1つは「国家主義的な孤立」と「世界の結束」のいずれを選ぶのか、だ。

コロナ後の世界に警告 「サピエンス全史」のハラリ氏

The Discover Societyもコロナウィルスがもたらす社会の変化に対して複数の興味深い記事を発表しています。

THE COVID-19-INDUCED CRISIS AND THREE INVERSIONS OF NEOLIBERALISM

'Due to COVID19 we are forced to acknowledge the importance of human life as the basic, fundamental value that unites the world... Can we still rely on an economic system that is based on neutrality towards values?'
@MarcoSenatore75

A MARKET FOR VALUES IN A TROUBLED WORLD

そして、コロナウィルス収束後の世界について多くの識者が、行き過ぎた個人主義が後退し、国家や宗教の役割が見直されることになると予言。科学も新しい力を持つだろうなど、30人の識者の意見が下記の記事で紹介されています。

コロナウィルスの感染拡大は現在進行形ですが、危機の時に今ある社会の問題が顕在化すると言います。時間のある時にこれらの記事をじっくり読んで今後の社会の方向性を考えたいと思います。



この記事が参加している募集

私のイチオシ

サポートして頂いた資金は、ワークショップやブログ記事の準備費用に充てたいと思います。今後もグローバル・イッシューに関するトレンドを逐次紹介していきます。